連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その5

『平均足の活用』

連載:押し目(戻り)なのか転換点なのか? その2 でも書きましたが
1分足のように短い時間足だけでなく、長い時間足も見ると
「あら?」っと思いとどまれます。(笑)

で、さらにその眺めの時間しも見方を少し変えると…。

0412_01 例えば左は今週1週間のUSDJPYを
30分足で書いたものですが、
上下は少し違って見えますね。
実は、上は一般的なローソク足
下は平均足で書いた物です。

特に、4/7と4/9はその表現力の差が一目瞭然です。

0412_02 さらに、左は4/7,4/9それぞれの、
0:00-24:00を抜き出して、
ローソク足と平均足で上下に比較したものですが

一般的なローソク足で見た場合
なんだか知らないけど下がっていった。
もしくは上がっていっただけに見えますが、
平均足で見るとはっきりくっきり、
4/7は戻り含みの下降トレンド
4/9は押目含みの上昇トレンドが
手に取るように解ります。
方向感がつかめず
翻弄されていたかに見えて
実はしっかりとしたトレンド進行中だったんですね。

トレンド進行中(=一時的な変化=押し目か戻り)なのか、転換点なのか、
この見分けに平均足はかなり有効と思えます。

もちろん単一の時間足チャートだけでなく
複数の時間足チャートから総合判断することは基本セオリーではありますが
それをまた平均足で見てみることで、
よりはっきりとした「流れ」がつかめるのではないでしょうか。