CFTC IMMポジション(7/17集計-7/20公表分)

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IMM_20120717_ページ_1【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 3814枚(11.6%)の増加で 36734枚(前週:32920枚)、ショートは前週比 1645枚(6.9%)の増加で 25613枚(前週:23968枚)。3週連続ロング減・2週連続ショート減から一転の双方増の結果、売買比は買越しを拡大。買越し枚数は前週比 2169枚(24.2%)の増加で 11121枚(前週:8952枚)。売買計は前週比 5459枚(9.6%)の増加で 62347枚(前週:56888枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 18.9%(前週:16.6%)で 2.3%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の 7.1%(前週:6.8%)で 0.3%の減少となりました。
ドル換算では58億ドルのロング、41億ドルのショートにより、18億ドルの買越し、99億ドルの売買高という事になりました。

【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 943枚の増加で 67719枚(前週:66776枚)、ショートは前週比 4753枚の増加で 61020枚(前週:56267枚)。双方増の結果、売買比は買越しを継続、買い越し枚数は前週比 -3810枚の減少で 6699枚(前週:10509枚)。売買計は前週比 5696枚の増加で 128739枚(前週:123043枚)となりました。

投機筋+実需筋の合計では 104453枚のロング、86633枚のショートにより 17820枚の買越し。総売買枚数は 191086枚と言うことになりました。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で79.38円→79.18円と円高、前火曜→今火曜終値では79.38円→79.06円と円高、今火曜→今金曜では 79.06円→78.48円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では79.38円→78.48円と円高。前3週に渡るジリ安の結果、79円を割れての引けとなりました。

IMM_20120717_ページ_2【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -4588枚(-12.6%)の減少で 31821枚(前週:36409枚)、ショートは前週比 -3044枚(-1.5%)の減少で 199070枚(前週:202114枚)。先回とは一転の売買双方減の結果、売買比は売り越しを拡大。売り越し枚数は 前週比 1544枚(0.9%)の増加で 167249枚(前週:165705枚)となりました。売買計は -7632枚(-3.2%)の減少で 230891枚(前週:238523枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の16.4%(前週:18.3%)、ショートはIMM全ショート枚数の55.1%(前週:57.5%)と先回より縮小ながら過半数越え継続となりました。
金額換算では49億ドルのロング、306億ドルのショートにより、257億ドルの売り越し、売買計は355億ドルという事になります。

【対ユーロ】商業ポジション(実需筋)
ロングは前週比 2462枚の増加で 254350枚(前週:251888枚)、ショートは前週比 1720枚の増加で 51144枚(前週:49424枚)。この結果、売買比は買越し継続。買越し枚数は 前週比 742枚の増加で 203206枚(前週:202464枚)となりました。売買計は 4182枚の増加で 305494枚(前週:301312枚)となりました。
投機筋+実需筋の合計では 286171枚のロング、250214枚のショートにより 35957枚の買越し。総売買枚数は 536385枚と言うことになりました。

レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.22252→1.2248とユーロ安、前火曜→今火曜終値で1.2252→1.2290とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.2290→1.2158とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.2252→1.2158と、年初来安値を更新してのユーロ安となっております。

IMM_20120717_ページ_3【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -4518枚(-2.3%)の減少で 194255枚(前週:198773枚)、ショートは前週比 9526枚(2.7%)の増加で 361264枚(前週:351738枚)。この結果、売り越し枚数は前週比 14044枚(9.2%)の増加で 167009枚(前週:152965枚)。売買計は前週比 5008枚(0.9%)の増加で 555519枚(前週:550511枚)となりました。

ドル換算では、232.7億ドルのロング、490.1億ドルのショートにより、257.5億ドルの売り越し(MXN除く7通貨計)という事になります。

対円・対ユーロ及び豪ドル・NZドルらが先回までの反転売買となりましたが、全体としてはさほど大きな動きはなく、加ドルが先回までの買い越し状態から売り越しへ転換したことが目立つ程度ですが、このポジション反転が単に欧米勢のバカンス前の荒稼ぎだったのか、先行きを見越しての大きな変化となるのか、引き続き注視したいですね。

全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は 豪ドル・円・ポンド。ショートベスト3はユーロ・ポンド・豪ドルとなっており、代わらず豪ドル取引が盛んな模様です。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

資料ダウンロード 『7/17集計-7/20公表のIMMポジション』 → IMM_20120717.pdf (計5p)をダウンロード

・P1:対円投機筋ポジションデータと推移グラフ
・P2:対ユーロ投機筋ポジションデータと推移グラフ
・P3:IMM取り扱い通貨ポジションデータと推移グラフ
・P4:対円投機筋+実需筋ポジションデータと推移グラフ
・P5:対ユーロ投機筋+実需筋ポジションデータと推移グラフ

なお、多くのIMM解説サイトでは火曜集計データであるIMM売買動向に対し、週末金曜締めの為替レートのみ参考掲載としてますが、締め日を合わせてこその統計であり対比ではないか?と、IMM集計時点(=火曜締め)と週末金曜締めを双方共グラフ表示しているのは数多の公開サイトの中でも希有な特長と自負しております。

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