1月 19 2011
怖い物知らず?-2 ~ 米百俵
昨晩、「怖いもの知らず?」というタイトルで、疑問だったものが1本の線で繋がったと言うことを書いたが、少し追記をしておきたい。
例えばハイレバ規制と言うものも甘やかしの延長ではないだろうか?自ら相場を張っているものなら解ると思うがそんなものは本来自己責任において管理するもので他人から指図されたり面倒みてもらうものではない。
価格の変動リスクと言えば何か迂闊に手出しの出来ない危険なものという印象を与える事が出来るかもしれないが、価格が変動するからこその差金取引ではないのだろうか?
利益は黙って頂く、が、不利益は被りたくない。それに適量の建玉枚数が解らない・・・。その本来は自ら負わなければならないリスクやその見積もりを制度に背負わせるなどなんと虫がいい話だろう。
制度があれば、規則があれば、マニュアルがあれば、指示があったのなら・・・いざ何か問題が生じてもそれらのせいに出来る。何とも自己都合な責任転嫁だろうか?
マニュアル人間や支持待ち族と言う言葉があったがそれらの本質はこういうことだろう。甘えと責任転嫁の両取り。
従順であるように装えるが、自発的な行動も無し=自発でなければ責任無し?
これらは何も若者特有の動向ではない。たまに私のブログやtwitterに登場するM下は今年62(3?)歳だが、何か状況を説明したり希望を述べたりする場合はM下の個人的意見であっても「儂ら」と複数形に、何か効果的な結果が認められたときには私を含む他スタッフも参画していたことで、「儂がやっておいた」と手柄独り占め。
責任逃れ、他のスタッフへの甘え、世間をなめた態度。
楽して利を取る?冗談じゃない。利益は苦労の産物。
私は為替に限らずACCESSやEXCELの自動実行(マクロ)処理を種々作っているが、それらは全て後で楽するために今、苦労しているのだ。ところが世の中、結果だけあれば途中や発端はどうでも良いと言う連中のなんと多いことか。中には「そんな手間暇なんか全くの無駄。ある物使えばいいじゃないか。そういう無駄な作業をするのは生産性の欠如という物だ。」とまで。
いったいいつから、明日のための努力をすることが、自身でリスクを負うことが・・・犯罪扱いされるようになったのだろう。
「米百俵」の精神など、もう多くの人は理解し得ない概念なのだろうか。
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1月 23 2011
CFTC IMMポジション(1/18集計-1/22公表分)
1/18 NYクローズ時点集計の米商品先物取引委員会(CFTC) IMM通貨先物取組(IMMポジション)が日本時間1/22朝、公表されました。
「円」 ロングは前週比 5.4%の増加で 46258枚(前週:43884枚)、「円」ショートは前週比 34.4%%の増加で 25729枚(前週:19148枚)、ロングこそ調整程度の増加ですが、ショートは前週のひっくり返しを更にひっくり返したような形となった結果、売買比では買い越し継続。買い越し枚数は前週比 -17.0%の減少となり 20529枚(前週:24736枚)となりました。
増減比ではなく枚数比で見た場合、単純に言えばロングは3000枚増、ショートは6000枚増、買い越しは3000枚減と言うことになりますが、変わらず20000枚からのショートポジションがあることは事実、またレートも未だ調整の範囲を出ていない状況(もみ合い)なので、円買い基調で方向性待ちと言ったところかも知れません。
さて、そのレー ト変位では、前火曜→前金曜終値では83.20円→82.94円と円高、前金曜→今火曜終値では82.94円→82.61円と円高、今火曜→今金曜では 82.61円 →82.58円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では83.20円→82.58円で円高と、どこをとっても円高傾向となっています。
また、先々週から先週の火曜→金曜は約1円の買い戻しとなりましたが、先週はそれを反値戻ししたようなレートなっています。
枚数とレートを勘案した場合、しこっている売りがどうなるのか?つまり狩るのか狩られるのかが、今週の焦点となってくると思います。
「ユーロ」ロングは前週比 58.9%の大量増で 67309枚(前週:42359枚)、「ユーロ」ショートは前週比 -27.8%の減少で 63200枚(前週:87541枚)、この結果、売買比は買い越しへ転換。買い越し枚数は前週比 109.1%の大量増で 4109枚(前週:-45182枚)と、一気にひっくり返され昨年9月頃の様相に近くなってきました。
レー ト変位では、前火曜→前金曜終値では1.2975→1.3375とユーロ高、前金曜→今火曜終値では1.3375→1.3379とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3379→1.3615とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.2975→1.3615と、前週での反転上昇に更に勢いが付いた形で、年初から1/9まで下落した分が完全に行って来いの状況になっています。
日足的に見ると昨年11/末と本年1/9の安値でダブルボトムを形成しているかのようですが、今回の買い越し転でその構図が現実味を帯びてきたように思えます。
もし、これがダブルボトム完成でユーロ上昇と言うことになると、前段で書いたドル円は、しこったショートを回収に来る(=ドル円としては下落)。と言う想定になるかと思われます。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 11.58%の増加で 317342枚(前週:284406枚)、ショートは前週比 -9.11%の減少で 171108枚(前週:188250枚)、この結果、売買比は買い越し継続。買い越し枚数は前週比 52.08%の大量増で 146234枚(前週:96156枚)と、先々週の減少を倍返しするかのような反転増となり、基調は買越し傾向であることが再認識されました。
個別に見ると対円・対フランで売り盛ん、対ポンドで買い盛ん、対ユーロでは売り買い共に盛んと言う構図となっております。
全般で見ると、先々週は年始最初の調整があったかのように売り買いともやや収束しながら売り多数(ドル買い戻し)と言った状況でしたが、先週はこれまでの買いは健在、売りに変化無し。と言った状態です。
■ 資料ダウンロード
『1/17集計-1/22公表のIMMポジション』
→ IMM_20110118.pdf をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮