FXのおさらい_03 円高と円安

ニュースや新聞紙上でごく当たり前のように「円高・円安」の言葉が出てきます。
では、「円高・円安」とはいったいどう高くてどう安いのでしょうか。

高い・安いの表現は、円が他の通貨に対して強くなっているのか
それとも弱くなっているのかを示しています。

たとえば、1ドル=120円が1ドル=110円になったとします。
これなで小売価格が 1ドルの商品は120円で購入していたのが
同じ商品を110円で買えるようになった。と同じ事です。
つまり、同じ1ドルを買うのに、少ない円で買うことができるようになった。
言い換えれば、それだけ円は強くなった。と言え、
もう少し難しい表現をすると「円の購買力が上昇した」と言います。
これを「円高ドル安」といいます。
逆に、1ドル=110円が1ドル=120円になったとしたら、
それだけ多くの円を支払わなければ買うことができませんから、
「円安ドル高」が進んだということになります。

この外国為替レートは24時間休むことなく常に変動しています。
外国為替レートはさまざまな要因で、円高や円安を繰り返しているのです。
そして、そこに外国為替投資で利益を得るチャンスが生まれてきます。
高値安値の差額から生まれる利益を「為替差益」
逆に差額から生まれる損を「為替差損」と言います。
この「為替差益」を効率よく回収することで自己資金を増やすことが
FXの最大の目的になります。