先週(7/6~7/10)の為替動向

2009_0712_c 先週の為替動向から
今週の動きを予測してみたいと思います。
なお、左記画像を含む当文書は
以下のPDFとしても取り出せます。

「2009_0712.pdf」をダウンロード

■米国株式市場

 月曜日上昇後中盤に下落、その後も下落基調。

■WTI原油先物市場
 全般に下落基調
 水曜日に 60$(/1Barrel)を割り込む。

■ユーロドル
 全般にもみあい。

■ドル円
 WTIが 60$(/1Barrel)を割り込むと同時に
 急激に円高進行。

■ユーロ円
 ドル円同様、WTIが 60$(/1Barrel)を
 割り込むと同時に急激に円高進行。

特徴的な動きとしては、ドル円に久々の動きがあったことでしょうか。
そしてもう一つ特徴的な動きとしては
米国株が下落し、WTI原油先物が 60$(/1Barrel)を
割り込むと同時にユーロが下落する...と思えば、
ユーロ円とドル円で下落が見られ、
ユーロドルではもみ合っているので、けしてユーロ安とは言えない。
と言う状況だったことでしょうか。

つまり為替の力関係を簡単に言うと「円独歩高」だったことになります。

米国株安⇒原油安⇒ユーロ安 が今までの公式でしたが
ドルではなく円高に振れ、円独歩高になると言うのは、
新しい市場間連動性として注目すべきかもしれません。

しかしこういった場合、往々にして独歩高を是正する動きに変わります。 
つまり、来週は行き過ぎた独歩高を解消するような動きが想定されます。
ドル円ならば1ドル=94円、ユーロ円は1ユーロ=132円くらいに
戻るかもしれませんね。