ドル来年にも50円

最新ではありませんが、先週のニュースでもっとも気になったのはこれです。
「ドル来年にも50円」、40年の下落で基軸体制崩壊-三井住友・宇野氏

三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏が
ブルームバーグのインタビューに答えての話です。
この中で宇野氏は、エリオット波動理論をベースにし、
ニクソンショック以降現在に至る40年のドル安の大底に向かう。と予言しています。
また、「協調介入を行っても不可避」とも語っています。

50yen そこで私も、
MT4でFXDDからデータを取得した場合、
1988年6月からの月足が得られるので
チャートを眺めていたのですが、
レンジと思われる各下落トレンドの延長線が
微妙に傾きを変えていて、
最終的にはある一点に収束するパターン。
になってしまうんですね。

私はこれで将来(と言っても数日内の範囲)の最安値ポイントを探ったりもするんですが、
何回も下値トライ、もしくは上値トライを繰り返す動きは
その時期が近づくにつれ加速(角度が急になる)し、
トレンドラインを書いてみると、不思議と延長線がある1点に収束し、
実際にその収束ポイントが底値(または天井)になることが多いです。

月足で見たらこれが、宇野氏曰くの2010年後半にやってきそうです。
その時の価格は概ね56.5円となりました。

もうひとつ。このチャート内で得られる約20年間での最高値=1990年4月の160.33円を 0、
最安値=1995年4月の79.75円を100としてフィボナッチを引いてみると、
現在は23.6%戻しから再び100%へと下落しつつある途上で、
100%をブレイクしてさらに下落したとすると、
次のターゲットである 123.6%=60.73円は十分に支持できる数字である事になります。

エリオット波動理論によらずとも、トレンドラインやフィボナッチからでも引っ張れる
「1ドル=50円」と言う数字。皆さんはどのように予想しますか?