ブラウン英首相は課税好き?

それほど波風立たずに終わるだろうと思っていたG20は
結構波紋を呼ぶ発言があるようですね。
特に興味深いのは英国ブラウン首相。

【ロイター マネーニュース>最新経済ニュース>記事】
UPDATE1: G20で英首相が銀行への課税を提案、米国は反対の姿勢
2009年 11月 8日 05:54 JST

【ロイター マネーニュース>最新経済ニュース>記事】
UPDATE2: 持続的成長確保するまで景気刺激策継続を、金融取引税は支持せず=米財務長官
2009年 11月 8日 06:17 JST


必要な課税は歓迎されるべきですが、
どうやらこれは英ブラウン首相の勇み足のようですね。

話は変わって日本国内でも、酒税、たばこ税、自動車税等々の税制改正論が盛んですが
それらよりも何よりもパチンコ税導入がもっとも効果的なのではないでしょうか。

例えば酒税改正の直撃を受けるサントリーはサントリーHDとして
連結:1兆5129億60百万円、単独:8621億86百万円 (2008年12月期)の売上があります。
さて、対してパチンコ業界の雄、マルハンは
連結2兆559億円、単独2兆490億円(2009年3月期)の売上があります。

サントリーよりマルハンの方が2倍近く売上が多い。ということは
仮に現行酒税と同率の課税をした場合、2倍近くの税収があがる。ってことですよ。
更に、現在3店方式を隠れ蓑に、景品収益には一切の税金がかかりませんが
金融取引と同様に「雑所得」とするなら、所得税も取ることが可能です。

ブラウン首相の課税好きは行き過ぎですが、
日本の歴代首相も内閣も、何故こんな宝の山に手をつけないのでしょうね。