昨晩の米国雇用統計

2009_911_koyo_2 昨晩の米国雇用統計。
難しくなかったですか?
私はいつもユーロドルで待っているのですが、
昨晩の動きはこれまでの物とは勝手が違い、
チャート以上に私がバタバタしていました。(笑)

ちょっと過去の雇用統計を振り返ってみますと

2009/09/04
直前レート:1.4255
最安値:1.4191 (0時間36分後) – 64pip
最高値:1.4327 (3時間48分後) +136pip
2時間後:1.4221 / 3時間後:1.4231

2009/10/02
直前レート:1.4543
最安値:1.4479 (0時間03分後) – 64pip
最高値:1.4648 (2時間06分後) +169pip
2時間後:1.4626 / 3時間後:1.4612

2009/11/06(昨晩)
直前レート:1.4861
最安値:1.4813 (0時間21分後) – 48pip
最高値:1.4913 (1時間36分後) +100pip
2時間後:1.4871 / 3時間後:1.4854

ここ3回の雇用統計はいずれも「一旦下落した後反転上昇するばかりか
下落の倍ほど高い位置まで上昇した後、高値を維持する
」だったのですが、
昨晩のは「行って来い-のあと、指標発表以前の下落トレンドにそのまま乗る
といったパターンでしたね。

もう一つはユーロドルの場合、
本変動以前に必ず逆変動し、ワンテンポ遅れるように本変動に入る」のが
逆変動のあと本変動...かと思えばもう一度本変動」と
フェイントのあと、一人時間差攻撃。とかなりの高テクニックを使われました。

さらにはスタート-最安値-最高値-復帰が、従来はわりと直線的だったのが
かなり雑なバンドワイズでの段階的上昇/下降と、読むのに一苦労。
読めた頃には終わっていた。といった有様でしたね。

この下に上げた「先週(10/26~10/30)の為替動向」でも少し触れましたが
この雇用統計発表時、ダウは激しく上昇下降を繰り返しながらも上昇、
WTI原油は終始一貫下落。という動きでした。
ユーロドルの価格はダウとWTI原油に大きく依存しますから
ダウと原油の相関の無さにユーロドルも翻弄されたのでしょうか。

探せばもっと違う何かもあるのかも知れませんが
とにかく今回の雇用統計は乗りにくかった。という印象が強かったので
後学のためにちょっと書いてみました。