異常な相場は戻る

2009_1030_2 全国で阿鼻叫喚、嘆きと怒号を生んだ
先週のドル円相場のチャートを見ていましたら
ある言葉を思い出しました。
「異常な相場は必ず戻す」
「急な上昇後は急な下落が来る」
短期的には指標発表時等の
「半値戻し」も同様なことが言えますね。

先週のドル円では、木曜日の米国GDP-3Qにより一段高となり、
金曜日のCITグループ破綻懸念から一段安、
結果として「「行って来い」を更に下抜けた」ような形になりましたが、
一週間を通して見ると上記のようなバンドが描けないでしょうか。
そうなると、「「行って来い」を更に下抜けた」のではなく、
本来進みたいラインバンドに戻っただけ。とも言えます。

2009_1030_3 ちょっと気になったので、直近に似たような物は
ないかと探しましたら、それは前週にありました。

週をまたいではいますが、10/15(木)の、
米国9月消費者物価コア指数が予想を上回る
+先週分の米新規失業保険申請件数が
予想を下回ったことからの一段上昇は、

翌週 10/20(火)に、米国9月生産者物価指数と
米国9月住宅着工件数が市場予想を下回ったことや、米国債利回りの低下
加えて、実需のドル売りから、これもやっぱり元の鞘に収まっています。

私はこのブログで1週間分のチャートと、同期間のニュースや指標を使用して
相場動向についてあれこれ書いていますが、
今更ながらにその重要性を見直してしまいました。

おそらくは、1ヶ月とか3ヶ月(1Q)とか1年といったスパンで見れば
それはそれとしてまた見えてくる物やアノマリーはあるでしょうが、
私のトレードスタイルがスキャルピング~超短期デイトレードなので
1週間というスパンは必要十分であり、また必須。なのではないかと思いました。

目先の行方が解らなくなったら、PC画面を遠くから見てみる。
とても重要なことを再確認しました。