悪意の円高?

20100225_d 恐ろしい円高になっています。
左のチャートは15分足で
USD/JPY - GBP/JPY - CHF/JPY
EUR/JPY - CAD/JPY - AUD/JPY
を並べてみたものですが、

一様に本日の東京仲値あたりから雪崩落ちです。

事の始めは、WSJ誌の「Next BattleGround:SPAIN(次の火事場はスペインだ)」
の記事とも、S&Pがギリシャの格付け下げ検討に入った報道とも言われていますが
そんなユーロ懸念、特に「PIIGS懸念」なんかは今に始まったことではなく
ずっと前から起きていることです。

それなら昨日あたりから急に変わった情勢とは何か?
それは「トヨタ問題」以外にないのではないでしょうか?

このBLOGのメルマガ版を購読されている方には既報ですが
1月31日号で
 >>実は本年、いずれドル安に転じなければならない理由があります。
 >>と言うのは、今年は中間選挙の年。
 >>これまでのセオリー通りなら、ドル安に転じて米国貿易赤字を数字上減らし
 >>支持率を伸ばそうとする動きになるはずです。
 >>しかしジリ下げドル安にしては能がありません。
 >>その手前では十分にドル高にする必要があります。
 >>前回の中間選挙では5月にそのドル安時期を持ってきています。
 >>逆算するなら(多少のレンジシフトを伴いながら)
 >>5月=下落、4月=上昇、3月=下落、2月=上昇、1月=下落
 >>と考えるはずです。

と言うことを書きましたが、トヨタが集中攻撃される公聴会の主要メンバーは誰でしょう?
そう。中間選挙を勝ち上がりたい普段は目立たない議員達です。

トヨタを叩くことでGMやフォードが息を吹き返すのは米国の正義。
同時に日本が一番困る円高状態に持って行くことも米国の正義。
米国の貿易収支が良くなるのは最高の勝利。

加えて、Twitterなどを眺めているとこのようなつぶやきを良く目にします。
「(米国在住の知人に対して) トヨタ叩きって米国内の人はどう見ているの?」
「ああ、あれは私を信じてくださいといった割に何もしないし何も進まない事に対して
 鳩山の代わりに呼び出されて袋叩きされているんだよ。まあ、八つ当たりだけどね。」

こちらもひとつ宜しく↓

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