株と板とFX

20100401124205ネタとしては少し時間をおきましたが、
先週のイベントとしては4月1日(木)に
NTT DoCoMo以来の大型IPO
第一生命株上場がありました。

私も割り当てがあったので
初値がどのくらいになるか
見ていたのですが、
左記は当日12:42頃の
私の株式口座画面。
(日興イージートレードMobile版)
売り出し価格の14万円のままですね。
  
20100401125640 で、都度都度、「板」を
見ていまして、

左のように12:56現在では
158900円/159000円
と言うところでした。

この前後、時間を追う毎に
少しずつ下げていたので
158400円くらいで落ち着くかな?
なんて思っていましたが、
    
   
20100401154617 13:00過ぎに確認したら
しっかり16万円。

いやぁ良く乗せた物です。
損益表示はまだ出ませんが
この時点で(わずか数時間で)
2万円の含み益確定ですね。

(あ。その上に記載されている
 評価損益78000円は
 見なかったことにしてください。(笑))

ところで、株には上記のような「板」が存在し、
FXには大商FXを除けば、外為どっとコム位にしか存在しませんが
(ひまわり証券のディールFXには板感覚の情報がありますが)
それは何故かというと、

株式の場合はほとんどの場合、証券取引所に売り買いが集約され
売買を行う者も当該国内の個人や法人である事が大半で、
売買を仲介するのも国内証券業者である。と非常に狭い範囲であることに対し、

FXの場合は大商FXのような取引所取引を除き、基本的に相対取引であることと、
東京時間、ロンドン時間などのように取引が活発になる時間帯はあっても
どこかの証券取引所に集約されているわけではなく、
24時間世界の至る所で相対取引が行われていて、その結果はわかっても
売り買いの希望情報は憶測や噂の範疇。となってしまう。
そして何よりも、国内での売買であれば、その思惑の方向性は
概ね一致した物になりますが、国際取引となるとその思惑も千差万別です。

従って、OTC取引(相対取引/店頭取引)の場合は板情報を出すにしても
自社のユーザー範囲の参考情報程度の物しか出せないからです。
刻々変わる需給ニーズを知るためには参考にならないこともありませんが、
それはあくまで限られた範囲の需給ニーズである。と言うことを前提に
言ってみればチャート上のオシレータくらいに考えた方が良いかも知れません。

※大証FX等はオークション方式(+マーケットメーカー方式)のため
OTC取引よりはある程度広範囲な「板情報」の提供が可能です。