Easter eggは食べましたか?

2010_kimats 先週末の米国雇用統計はイースター(復活祭)で
休場多数という悪条件の中でも大躍進を果たし、
期末(年度末)特価と相まって天井知らずの勢いです。

米国の金利上昇なども後押しし、
まさに怖い物知らずの「イケイケどんどん」が
市場(参加者)のコンセンサスでしょうが、
2000-2010_kimats ここで一つ注意しておきたい点が。

例年3月末~4月初頭というのは
多くの日本企業では年度末/新年度です。
つまり決算調整が入りやすい、
特殊な時期となります。

これはドル円において特に顕著で
左記のここ10年間の2月~5月の
日足を見ても解るように、
3月末/4月初頭は天辺か谷。
トレンド転換ポイントでもあります。

トレンドの方向性が一致しているのは
ここ10年では唯一2007年くらいでは
無いでしょうか。

傾向として、決算期をまたぐことで調整が入りやすい事はよく知られていますし、
その最たる物は3月末の東京高値の攻防による乱高下であることも有名です。
しかし、3月~4月ではトレンドが転換しやすい。と言うことを言う人は少ないようです。

確かに今年は数々の好指標続きから、ほとんどのアナリストを始め、
有名トレーダーまで、口をそろえて「イースター明けに97円は確実」と公言しています。
国際的に発言力のある銀行までロング推奨です。

しかし、この3月~4月というのは「鉄板のようなトレンド継続(続伸/続落)確実」を
過去10年で言えば10回中9回まで裏切ってくれている時期でもあります。
日頃このブログやメルマガで「ファンド勢や機関投資家の考え方を推理する」
と言うことを繰り返し書かせてもらっていますが、
私が機関投資家だったら「絶好のチャンス」と考えます。
今年なら、これだけ買い上がって積み増しに次ぐ積み増しがあれば
「刈り取れば大収穫だな」と。

今年もまた裏切りの年なのか、たまたま10年に1度しかないトレンド継続の年なのか
その答えはイースターが明けてみなければ解りませんが、
仕掛けるとしたら、まだイースターに浮かれる月曜のISM(非製造業)か、
衆人環視、注目必至の火曜のFOMC議事録のどちらかではないでしょうか。

そういえば、月曜日のFRB理事会は機知の予定でしたが
先週末には日曜日に緊急理事会が開催されるというデマも飛び交いました。
追い炊きには好材料だったようです。

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