ドル円。方向性は出るのか?

20110117 今日はNY休場と言うこともあり動意薄な展開が続いてますが、このところの相場自体、10月末に突っ込まれた以外は年末年始に多少揺れた程度で明確な方向感という物は出ていません。大雑把に言えば81円~84.50円の中を浮遊しているだけ。

しかし、変動の要因を見てみれば明らかに米国の景況感に左右されていることが解ります。年末年始相場もQE2の行方や逃避先としての債券(=長期金利に影響)、また年明けの雇用統計絡みの思惑から大きく動いたわけですしね。

なぜ年末~年初の相場が波瀾含み~そして凪になるかというと、クリスマス休暇で開店休場だった市場に、一気に"帰省"してくるからです。それもそれぞれの新年の抱負を胸に。
そして新年最初の運試しとばかりに新規ポジションを構築したり、相場の方向性を占うために試し玉を流したりします。もちろん売りもあれば買いもある。そんな交錯が波乱含みな相場を形成し、加えてあまり良い事ではありませんが乱暴な相場に付いていけず、玉を投げたり個人投資家ならロスカットを食らったり。そんな売買までが波乱な相場に更なる振幅を与える。と言うわけですが…、結果としてチャートのように幅広のレンジだったりします。

例年であれば1月中旬か遅くとも後半にはトレンドめいた流れが見えてくることが常でもありますが、遅くなれば遅くなるほど暴発(高騰/暴落)してしまうのも常です。

さて、今週は特に重要指標はありませんが、景況感の要である雇用と住宅指標は要チェックですね。
1/19(水)
22:30 米12月住宅着工件数(季調済・年率) 前回 55.5万件 予想 55.0万件
22:30 米12月建設許可件数(季調済・年率) 前回 53.0万件 予想 55.5万件
1/20(木)
22:30 米新規失業保険申請件数 前回 44.5万件 予想 42.5万件
22:30 米失業保険継続受給者数 前回 387.9万人 予想 398.5万人
24:00 米12月中古住宅販売件数(季調済・年率) 前回 468万件 予想 486万件
24:00 米12月中古住宅販売件数(前月比) 前回 +5.6% 予想 +3.8%
24:00 米12月景気先行指標総合指数(前月比) 前回 +1.1% 予想 +0.6%
24:00 米 1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 前回 +20.8 予想 +20.4

そして今週・来週は指標はもとより決算報告は立て続けに出てきます。これも景況感に直結してきますから予想外な数字は指標サプライズ同等、いきなりの急騰/急落を誘引する場合があります。
明日以降では
1/18 IBM,ウエスタンデジタル,シティグループ
1/19 eBey,ゴールドマン・サックス・グループ
1/20 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン,モルガン・スタンレー
1/21 グーグル,ゼネラル・エレクトリック,バンク・オブ・アメリカ
1/24 アメリカン・エキスプレス,マクドナルド
1/25 アップル,ジョンソン・エンド・ジョンソン,テキサス・インスツルメンツ,ベライゾン・コミュニケーションズ,ヤフー
1/26 クアルコム,スターバックス
1/27 シマンテック,ボーイング,マイクロソフト
1/28 アマゾン・ドット・コム,フォード・モーター,P&G,モトローラ
などと予定されています。(2011/01/17現在)

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