先週(4/18~4/22)の為替動向

2011_0422_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 週初下落・以後上昇
■原油先物市場 = 週初下落・以後上昇
■NY金先物市場 = 週初下落・以後上昇
■ドル円    = 下落(ドル安円高)
■ユーロドル  = もみ合い(ドル安基調)
■ユーロ円   = もみ合い(円高)

イースター休暇前、加えてFOMC前の先週は前週に続き、調整の継続と言った模様で、相場の流れも基調はドル安。一方、下落一途のドル円とは対照的にユーロドルは年初来はおろかここ1年間での最高値を更新。

【4/18:月】週明けは83.10円台でスタート。
仲値後にギリシャの債務再編懸念や日本株の軟調からクロス円下落に連れ安し、82円割れ。欧州時間以降、IMF筋の話として「ギリシャ債務再編要請」のニュースが伝わるとリスク回避から軒並み総下落。NY時間にS&Pが米国債ネガティブに引き下げたことからドル全面安が加速するとドル円も82.10円台に下落。

【4/19:火】朝方には82.60円台までは復調。しかし材料に乏しく82.30-50円台のレンジで一進一退。NY時間に発表の米住宅着工件数が予想超えで82.76円まで反発するも上値は重く82.30円台まで反落。

Pivot_2011_0422 【4/20:水】ゴトウ日仲値に向けたドル買いに支えられ正午過ぎには83円台に復帰。しかし買い戻し一巡後は早々に83円を割り込み82.90円前後で欧州勢待ち。ギリシャ債務再編の蒸し返しや米債利回りが急落から82.20円台まで突っ込まれるが、早々に82.50円台に反発。

【4/21:木】豪ドルやスイスフランが対ドルで変動相場制史上の最高値を更新するとドル売りが優勢。ドル円もこの流れに沿って82円割れまで続落。欧州時間以降はポンド急騰のあおりを受けさらに続落。81.60円台まで一段安。その後はイースター休暇や翌週のFOMC睨みの模様眺めとなり方向感なく推移。

【4/22:金】東京は81.80円台で推移。早朝に82円超えにトライするも届くことなく足止め。アジア市場以降、イースター休暇市場が増えてくると全くの凪相場となり81.90円処で1週間を終わる。

【先週のポイント】
・米国債格付けが安定的→ネガティブに
・ギリシャ債務再編にIMFも関与
・長引く原発処理問題

【今週のポイント】
・豪ドルやスイスフランの更なる上伸の可能性と影響
・米国金融緩和の終了方法とその後の憶測
・4/26:米2年国債入札
・4/27:FOMC政策金利発表~バーナンキ議長会見
・4/27:米5年国債入札
・4/28:米3月期GDP速報/米7年国債入札
・4/29:バーナンキFRB議長講演

【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】

TD Range Projection
USD/JPY High: 82.57 / Low : 80.93
EUR/JPY High:127.35 / Low :118.47
EUR/USD High:1.4851 / Low :1.4359
GBP/JPY High:135.57 / Low :132.62
GBP/USD High:1.6771 / Low :1.6339

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.89 ~ 84.52 / R1 83.07 ~ 83.27
S1 81.43 ~ 81.24 / S2 80.61 ~ 79.99

Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4948 ~ 1.5136 R1 1.4702 ~ 1.4760
S1 1.4210 ~ 1.4152 S2 1.3964 ~ 1.3776

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/18~04/22)の為替動向』
2011_0422をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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