CFTC IMMポジション(9/2付集計-9/5公開分)

 

先週のドル円は、前週の104円前後を小動きに終始した足固めが功を奏したか堅調に推移し、週中盤には早くも105円乗せを達成、最終日に雇用統計のあて外れから大きく下げたものの、終わってみれば105円を維持と言う形となりました。今週のIMM集計は105円乗せ達成付近のものとなります。

9/2付IMM集計、対円では反転のロング減・3週連続のショート増から、売り越しは本年1月以来の11万枚台となる117308枚・売買計は148278枚へと増化。 対ユーロは反転のロング増・3週連続のショート増の双方増から、売り越しは2012年7月以来となる16万枚台の161423枚・売買計は280219枚へと共に増化。IMM全体では、売り越しは214040枚・売買計は773226枚へと共に増化し、ロングは頭打ち・ショート方向へ傾倒しながらの拡大模様となっております。

また、資料5p、及び本年6月頃の当リポートを参照頂ければお解りのように、対ユーロにおいて売買高の拡大が先週で12週目となりますが、これまでの例では13週拡大すると一気に縮小すると言う13週周期が確認されておりますので、次週・再来週での動きも注目されるところです。

CFTC IMMポジション(9/2付集計-9/5公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140902.pdf

IMM_20140902_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_20140902_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(9/2付集計-9/5公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20140902.pdf

 

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