今日の雇用統計はスーパーサプライズか?

さて本日は今週最大のと言うか、毎月初のお楽しみ「米国雇用統計」ですが、
どうやらスーパーサプライズとなる臭いがぷんぷんです。

1つ目の材料としては、昨晩のNY時間に、ホワイトハウスのギブス報道官が
「明日(金)発表の失業率は悪化する可能性ある」とコメントしている事。
雇用統計を占う材料であるISM非製造業景況指数が、
48.7という悪い数字を出しただけで、十分予想が付きそうなのに
あえてわざわざ雇用統計の前日にこのような見通しを示したのは
単純に「悪すぎて驚かないでください=サプライズ回避」なのでは?
と考えられますね。

2つ目は政府が抱えている経済対策費用、7.1兆円(~10兆円)と
昨晩ブルームバーグが「憶測」として報じた
日本政府による1000億ドル(=10兆円)の米国債売却案が
妙に符合した金額であると言うことと、
政府高官がいずれも「そのような目的の売却は知らない」と、
目的が違えば売却はある得る。とも取れる発言をしていること。

この話のおまけとして、本日15時過ぎ頃に
直嶋経済産業相が「経済対策は出来るだけ今週中にまとめたほうが良い」
と述べている点も見逃せないです。
大方の意見は週明け後に閣議決定ですが、
金~月に取りまとめて実行してしまえば
市場への影響はある程度ワンクッション置いた形になりますからね。

さらには、3つ目。本日のNYカット時をターゲットととした、
87.00円と86.50円の既知の大型ストライクの存在。

どうでしょう。スーパーサプライズの臭いが漂ってきませんか?