チャートを見てますか?相場を見てますか?

先週水曜日はナンピンを「毒を以て毒を制する」解ってなければリスク倍増という話をしましたが、今日は車の運転に例えてみようかと。

「チャートを見てますか?相場を見てますか?」

IMG_0310 車の運転に慣れている人ほど前もメーターもよく見ていません。いや、語弊の無いように言い直すとこれは疎かにしているという事ではなく、注視や凝視はしていないという意味です。

基本前方ではあっても後ろも左右もメーターも満遍なく見ていると言ったところでしょう。つまり運転というのは満遍なく全体を見ることにより、自己の空間内における相対位置を把握し、絶えず最新情報を取得更新する事で移動に際しての障害の有無や自車の状態を確認しつつ目的地に向け移動させていく作業=「交通の流れに乗る」を行っているわけです。

20110216 さて、ブログやTwitter等で他人が利用しているチャートを見た時、たいていの場合「これ、何をどうやって見るの?」という違和感を覚えると思います。特に複数のインジケータや新作インジケータを表示していればなおさらですが、答えは車の運転と同じで「見ていません」=個別に注視や凝視ではなく満遍なく全体を見ています。
ただし信号待ち時の信号やバック駐車時の後方余地のように「この時だけは」注視や凝視する対象が必ずあります。

さて、見えている風景や道路状況・障害物・メーター表示…。進行上における各種の視覚情報は物理的な処理が可能という意味でチャートと同じようですね。実にテクニカルです。

それではファンダメンタルはどうでしょう。こちらも確かにあります。たとえば「雪が降っている」「霧が濃い」などの悪天候な状況であれば運転は自ずと慎重になります。他には例えば「全国交通安全週間だから取り締まりが…」とか「ガソリンが高騰しているから遠出は避けよう」とか、この辺は自分自身もそうだし他の運転者も多かれ少なかれ同じようなことを考えるでしょう。つまりは市場のセンチメントって奴です。
だからこそ、今日は別ルートで抜け道するか?いやこういう時こそ幹線道路…などと他者の動向を勘案=ファンダメンタル分析して自らの方針が決定されるわけです。
SA340007 さて、話を最初に戻します。車の運転が苦手だとか良くぶつけるという人は、大抵何かに気を取られたり前を注視しすぎたり、ハンドルを抱え込んでゆとりのない姿勢をしていたりします。つまり、チャートやインジケータの特定対象に拘りすぎで、他のより多くの情報を見落としている状態=木を見て森を見ていない状態です。
余裕を持って満遍なく見渡す。車内で得られる状況だけでなく、日頃の報道や話題からクルマ環境全体も踏まえておく。そしていざと言う場面では細心の注意で集中。いかがでしょうか?FXと車の運転も相似点が沢山あるものですね。

 

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