相場のOutlineとDetail 2

Image3 一昨晩は少し硬く書いたので、今回は少し柔らかく。多少のヨタ話も絡ませながら、FX話のネタとでも思って読んでください。

左図はゴルフのホールレイアウト図(メロウウッドゴルフクラブ・4番ホールより拝借)ですが、距離と方向だけでゴルフが出来るでしょうか?言い換えればこれこそが「チャートだけで相場は張れるのでしょうか?」という事です。
ゴルフコースには左図のように、起伏もあれば風邪もある。バンカーやウォーターハザードもあれば林もあれば芝目もあります。そして目視できる状況、ホールレイアウト図等のテクニカルデータ、時にはキャディさんの助言等々を総合的に判断し、クラブを選びスタンスを決めボールを打ち放つはずです。

加えて、私が信奉している野村雅道氏のブログに今日面白い記事を見つけました。「Q&Aです。」と言うタイトルでのエントリーですが、『質問:プロのディーラーはどんな情報を見て取引しているのでしょうか?』という問いに対し野村雅道氏は『①ニュース②チャート③需給④ファンダメンタルズ⑤当局の5つに分けて見ています』と答えています。

ゴルフ練習場でほぼ毎回正面ネットの的に当てる(ドライブ)ことは出来ても、同じところに転がす(ドライブ+キャリー)が難しい事は多くの人が実感していることと思います。
これをFXに置き換えて言えば、テクニカルに従ってエントリーしたけれども、予定利確ポイントになかなか到達しない、下手すれば逆に行った(林に入ってカっコーン!状態ですかね)なんて事もたびたび経験することですよね。
これこそ距離と方向だけじゃない。と言う証明ではないでしょうか?

例えば風。これは市場のセンチメントと置き換えて考えられますよね。追い風向かい風なんて考えればなおさらでしょう。
例えば起伏。これは指標や要人発言を受けての投資家の反応という風に考えられないでしょうか?
例えば予想外もしくは隠れて見えなかったブッシュやラテラルハザード。要人発言や突然の格付け変更なんかがこれにあたるかも知れません。
そして何よりも、技術云々よりメンタルが重要…。
う~ん。共通項だらけだ。(笑)

429 共通項と言えばもう一つ。
左記はローソク足ではなくラインチャートにしてボリンジャーバンドを3本引いてみた物ですが、なんとなくアンジュレーション(起伏)の中を進むボールのように見えませんか?
ボリンの拡散時は中心線の傾いている方向に進み易い…なんていうセオリーも、パットしたボールがどう進むか思い浮かべると「あ~なるほどねぇ」なんて思えるようになるかも。
まぁ、これはホントの冗談というかネタですけどね。

今日の話も距離と方向だけで正確な玉を打てる人にはなんの意味もないかも知れませんが、プロだってたまには池ポチャや林へ打ち込むことがある位ですし、何よりも相場に対する畏敬の念を忘れたら、きっと相場の神様の罰があたることになると思います。

↓ ↓ お役に立ちましたらこちらもよろしくお願いします ↓ ↓
FX・為替 人気ブログランキング FXブログポータルサイト 「FXの庭」ブログランキング ブログ為替レート にほんブログ村 為替ブログ
デマークのチャート分析テクニック―マーケットの転換点を的確につかむ方法
DVD 外為ディーラーのテクニカル分析 デマーク指標に学ぶ普遍的テクニック 
トレーダーズショップ 投資関連書/投資DVD 月間総合ランキング