人民元、今日のところは据え置き?

20100621先週末発表された人民元柔軟化のニュースに、本日は早朝からドル円売りが集中し、一時期90円タッチまで下落、日本株の寄り付きが好感され若干のショートカバーが入り、90.50円ほどの水準となった10時15分。

衆人環視、全世界の注目を浴びた人民元の変動制移行初となる今日の中間値(東京中値のようなもの)が発表されました。

ところが、6.8275元/usdと、前週金曜日の中間値と同じ。さらには金曜日の引け値 6.826元/usdから見れば 0.0015元安となり、市場は一気にドル円買い戻し対応しました。

その後、90.80円ほどで頭を押さえられましたが欧州勢の参入と共に上伸。
91.45円と、早朝レートから1円以上跳ね上がった結果となります。
今現在(21時頃)はまた頭を押さえられている形ですが、NY勢が参入によりどのような変化をするか楽しみです。

20100620_tweet さて、このブログでも号外で出したメルマガでも、私はショートカバーの可能性を示唆しておりましたし、昨日昼頃には左記のようにtwitterでもつぶやきました。

と言うのも、先日のブログやメルマガでも書いているように、「ドル円だけが下落するのは異常」、「特に6月末はドル高円安で無いと日米両国の政府にも企業にも都合悪い」と言うこと以外に、中国は普段の指標発表から1時間2時間のフライングは当たり前、賄賂次第では1週間2週間先のことだって漏らす。と考えていたら、先週来のドル円下落もファンド勢や輩さんの織り込み済みな行動か「さもなくば仕掛けだ。」と気がついたからです。

案の定、先週終値を遙かにしのぐ91.45円と、ほぼ先週の平均値まで上昇(行って来い)しました。
多くのマスコミやFX会社のコメンテーター、Twitterやブログ上のFXブロガーやトレーダーは、私の見た範囲では私を含む約3名以外は全員「全面円高!ショート推奨!」中間値出たあとでも「戻り売り推奨!」でしたが、皆さんちゃんと生き残ることが出来たのでしょうか。

実はここにも落とし穴があります。私は昨日のブログで中国人民銀行の声明文(へのリンク)を示しましたが、多くのマスコミやFXアナリスト/トレーダー諸氏は又聞きでしかない「円高!」を頭から信じ込み、声明文の原文を確かめることなくドル円売りをあおり、これを受けて多くのトレーダーは付和雷同を起こしたわけです。

もちろん私が書いていることもたまには間違っています。
逆説的ですが、トレードの世界で信じることが出来るのは自分だけです。
間違った情報を鵜呑みにすることは、しなくて良い失敗を好んで行うに等しい行為です。
そのためにも、このブログやメルマガでは「これを見落としてませんか?」とか、「こういう側面もありますよ」と言った、相場観の押しつけや雑音ではない地合判断の付加検討材料
を提供しているつもりです。

まぁ、たまに神がかりで小数点以下2桁まで値動きを当ててしまうこともありますが、
それは私が集めた材料の中にたまたま外れがなかった。と言うことだと思います。
くれぐれも私が書く事を頭から信用しないでください。でも、多くのマスコミよりはまともな相場観を持ち、それに沿った順当なことを書いている自信はあります。(笑)

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