先週(8/31~9/4)の為替動向

2009_0904_c 先週の米国株式、原油、為替相場は
下記のような流れでした。

■米国株式市場
火曜日に下落、その後なだらかに下落を続け
木曜のISM製造業景況指数後に反発。

■WTI原油先物市場
週前半に下落、後半は安値圏でもみ合い。

■ユーロドル
週初はユーロ高ドル安。
ダウ下落に呼応しユーロ下落。その後はもみ合い。

■ドル円
ほぼダウに呼応するかのように集中版に下落し
ISM製造業景況指数~雇用統計で上昇傾向へ。

■ユーロ円
ほぼダウに呼応するかのように集中版に下落し
ISM製造業景況指数~雇用統計で上昇傾向へ。

先週1週間もダウ市場に呼応する動きが見えます。
ただ、ISM製造業景況指数~雇用統計の動きは
悪い数字にもかかわらず、ダウやクロス円の上昇
という反応になっているのが特徴的です。
これまでリスク回避姿勢一辺倒だった状況が
これ以上は悪くならないという景気の底打ち感から、
強気姿勢に転じてきたのではないでしょうか。

また、民主党政権となった日本の先行きが
今ひとつ不透明なのも、
これまでの「リスク回避先の円」という構図に
変化を与えていることも否めないと思います。

Pivot_2009_0904 ■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ユーロ円
予想高値  134.48 / 133.51
予想安値  130.50  / 131.48
ドル円
予想高値   94.03 /   93.28
予想安値   90.89 /   91.64
ユーロドル
予想高値  1.4347 / 1.4334
予想安値  1.4118 / 1.4134

※デマーク指標の予想には
Demark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。

※なお、このコンテンツはチャート図を含めPDF文書としてダウンロード可能です。
先週の4本値と今週のピボット「Pivot_2009_0904.pdf」をダウンロード
週間為替リポート「2009_0904.pdf」をダウンロード

※今週からピボットデータ(DeMarkとPivot)も掲載するようにしました。
なお、このピボットデータは拙作「指標ホイホイ(仮称)」が
勝手に為替データをダウンロード~指標値計算更新をするもので
いずれ何らかの形で公開したいと思います。