@hatoyamayukio 「辞任なう」

201000603 と言ってくれれば大絶賛だったかも知れませんが、鳩山首相が辞意を表明、次いで小沢幹事長も辞意を表明。市場世論は一気に次期総裁候補へと移り、その筆頭は菅直人財務大臣・・・。私にとっては悪夢のぶり返しです。

今思い出しても忌々しいのが、藤井前財務大臣の後を引き継いだ菅直人現財務の就任記者会見。
・経済界からみれば、1ドル90円台半ばあたりが貿易関係で適切との見方が多い
・もっと円安に進めばいいと思う
この発言をきっかけに、ドル円相場は92.13円から92.85まで一気に急騰。その後ロンドン時間に入り欧州勢が更に突っ込み93.00円台に乗せ、続くNY市場では93.41円まで上伸し、明けて翌日の東京市場には93.78円と、約1円65銭に及ぶ円高誘導の口先介入。
そして昨日、鳩山辞任表明時91.02円だったドル円は、これを描いている現在92.63円。既に2円60銭上げています。
そりゃ、円安の急先鋒、菅直人財務大臣が次期首相と目されれば円売りのご祝儀(?)も大量でしょう。
私のツイッター(@nanirane)をフォローしている人は、今日の投げやりなつぶやきオンパレードを目にしているかと思いますが、「私の辞書に上昇トレンドなんて無い」のです。(笑)
あって良い上昇はショートカバーだけです。(更に(笑))

ところで本日はADP雇用統計及びISM非製造業景況指数、明日は雇用統計本番ですが、かなりの好数字が期待されています。
しかし、過日私のメルマガで配信したように「調査期間が異なる」点には要注意です。
ADP雇用統計は雇用統計本番を占う先行指標として注目される指標ですが、単純に数字で判断してはいけません。正しい見方はコンセンサス(予想値)とのぶれがどの方向にどれだけあるか?です。
と言うのも、コンセンサスは既に調査期間が異なることを織り込んでいるので、もし予想が上ぶれ(または下ぶれ)した場合、本番でも上ぶれ(または下ぶれ)する可能性が高い。と言う見方をします。

さて、鳩山元首相辞任に始まった今回の円安。
これは雇用統計を睨んでのポジション調整なのか、菅直人次期首相へのご祝儀なのか?
どちらにしても目くらましにはうってつけの材料です。くれぐれも気分だけで売り買いはしないことをお勧めします。
これだけ事前に動いてしまうと何が起こるか全く予想が付きません。

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