さすがバーナンキ!

先日来のエントリー
先般の米雇用統計は国家的インサイダー取引か?」「ドル上昇は本物か?」で
今般のドル上昇は意図的な物ではないか?ということを書きましたが、
先般の米雇用統計は国家的インサイダー取引か?」の中で

>>何かこの後(今週後半くらい~来週前半=FOMC開催)にかけて、
>>今回、急騰を仕掛けた連中の利食いのための、ドル円の急落が予想される。
>>と思うのは、私だけでしょうか。

ということを書きました。
これは、雇用統計が利上げ期待を後押しした形なので
FOMC間近となり「利上げはない」事がはっきりすれば
失望売りから元の状態に戻るだろう。と考えてのことでした。

が、昨晩の日本時間 02:35から行われたバーナンキ氏の講演で
はっきり言わないまでも「利上げ期待はするな。」と言う意味のことを述べたことで
NY⇒東京⇒LDN市場と一巡しながら徐々に下落し、
本日のNYが始まる直前についに雇用統計発表善の水準まで戻しました。

2009_1208_m30_usd 今回の下落劇。というか行って来いを
これだけ信念を持って予想したのは
もしかしたら始めてかも知れません。

ただ、「利上げはない」の材料が
最大、FOMCまで待たなければ…。
と思っていたのが、
バーナンキ氏の発言で一気に確定となったのは
私にしてみれば嬉しいサプライズですね。

雇用統計等の指標発表後の乱高下は楽しいイベントですが、
そのイベントに「ん?ちょっと待てよ?」と思えるようになったのは、もしかしたら進歩?
例えば歴史好きな人が、歴史物のテレビドラマなどを見て
「え?この時代考証はおかしい。」なんて思えるようになったら
知識が高まった証拠。なんてことと同じでしょうか。

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