先週(04/12~04/16)の為替動向

2010_0416_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇(金曜日下落)。
■原油先物市場 = もみあい。
■NY金先物市場 = もみ合い(金曜日下落)。 
■ドル円 = もみ合い(金曜日下落:円高)。
■ユーロドル = もみ合い(やや下落基調)。
■ユーロ円 = もみあい(金曜日下落:円高)。

先週来のクロス円下落傾向を引きずり
金曜日には更に一段安。となりました。

全般に言えばもみ合いなのですが、ユーロ問題でのギリシャの対応、中国元の切り上げ問題に加え、金曜日に米国ゴールドマンサックスが米国証券取引委員会から訴追され株・金・原油が共に一斉に下落。
これにより円高が際立った形になります。

2010_0416_d_c しかし、2010年1Qでの米国決算状況は概ね好感される物であり、景気回復観も同様。
しかし、米国特有のパニックシンドロームから来る過剰反応が週末に集中した。と言う感が強いです。
いつぞやも書きましたが、
9.11以降、特に米国は高所恐怖症になっています。
安全かも知れないけど、墜ちるかも知れない恐怖(墜ちるかも?ではなく、墜ちていく自分の想像)から パニック行動を起こしてしまいがちです。

Pivot_2010_0416来週もギリシャ・中国・民主党発言という不安材料と景気回復観のもみ合いの中で時に大きく振れる事があるかも知れませんが現状は株高ドル高と言う方向性でよいかと思います。

※なお、今週から「先週の4本値とピボット」
の内容をバージョンアップし、4本値は5営業日分+4週分。
ピボットはデマーク指標、ワイルダーピボット、フィボナッチゾーンを算出するようにしました。

■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)

ドル円    
  予想高値   92.93  (DRP) / 92.93  (DPP)
  予想安値   91.10  (DRP) / 91.10  (DPP)
ユーロ円    
  予想高値   126.14  (DRP) / 126.14  (DPP)
  予想安値   121.16  (DRP) / 125.04  (DPP)
ユーロドル    
  予想高値   1.3594  (DRP) / 1.3594  (DPP)
  予想安値   1.3373  (DRP) / 1.3373  (DPP)
ポンド円    
  予想高値   143.28  (DRP) / 143.28  (DPP)
  予想安値   139.52  (DRP) / 139.52  (DPP)
ポンドドル    
  予想高値   1.5441  (DRP) / 1.5441  (DPP)
  予想安値   1.5252  (DRP) / 1.5252  (DPP)

※デマーク指標にはDemark Range Projection と
 Demark Pivot Points の2種ありますので両方を提示しています。

■資料ダウンロード
◎先週の主要8相場チャート2010_0416_cをダウンロード
◎先週の4本値と今週のPivot:Pivot_2010_0416をダウンロード
◎週間為替リポート保存版PDF:2010_0416をダウンロード

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