先週(05/31~06/04)の為替動向

2010_0604_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみあい
■原油先物市場 = もみあい
■NY金先物市場 = もみあい 
■ドル円 = 上昇(円安)
■ユーロドル = 下落(ユーロ安)
■ユーロ円 = もみあい

先週は不安定要素の変化が多々見られました。
火曜日にオイル流出のBPの株価下落が発端でダウが下落し、これに多くの金融資産が連れ安。
明けて日本で首相交代から円安進行、金曜日にはハンガリー前政権の粉飾財政発覚。
そして雇用統計数字を嫌気しての失望売り。と「新たな問題」というよりは、続く状況の予想が置かれている立場立場で異なり、明快なコンセンサスとなりにくいような物揃いです。
このためか、円安進行を除けばもみ合いが多く立場立場での一喜一憂が如実です。

Pivot_2010_0604 今週発覚のハンガリー前政権の粉飾財政問題は、同じ事がギリシャでも行われていたため、ギリシャと同じ轍を踏むかと言う考えは同じでも
ハンガリーはユーロ圏ではないからユーロ圏の金融規制改革に直接関係ないと考える人、
ハンガリーの債務先はユーロ諸国なので巡り巡ればユーロ圏全体の問題と考える人、
と、思惑も次に起こす行動も多種多様ですが、多国籍国家が常に国民の統制に頭を悩ますようにユーロは多国籍集合体であるが故に常に問題を抱える運命にある。と言う固定観念になりつつあることが今後の問題であると思います。

今週発生の各種問題は、それへの疑心暗鬼がひとつの方向に向かった時は大きな動きになります。
「美人コンテスト」の尺度にいろいろなパターンを持ち、どの方向に行っても「ああ、こっちに来ましたか」と冷静に対処出来るよう、心がけたいものです。

■各為替の週足デマーク指標値
 (Demark Range Projection / Demark Pivot Points)

ドル円    
  予想高値   93.59  (DRP) / 93.59  (DPP)
  予想安値   91.22  (DRP) / 91.22  (DPP)
ユーロ円    
  予想高値   112.77  (DRP) / 112.77  (DPP)
  予想安値   107.32  (DRP) / 106.74  (DPP)
ユーロドル    
  予想高値   1.2163  (DRP) / 1.2163  (DPP)
  予想安値   1.1763  (DRP) / 1.1763  (DPP)
ポンド円    
  予想高値   137.50  (DRP) / 137.50  (DPP)
  予想安値   131.83  (DRP) / 131.83  (DPP)
ポンドドル    
  予想高値   1.4786  (DRP) / 1.4786  (DPP)
  予想安値   1.4443  (DRP) / 1.4443  (DPP)

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/31~06/04)の為替動向』

2010_0604.pdfをダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足6ヶ月分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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