先週(08/02~08/06)の為替動向

2010_0806_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 月曜上昇後もみあい
■原油先物市場 = 月曜上昇後もみあい
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落(ドル安)
■ユーロドル  = 上昇(ドル安)
■ユーロ円   = もみあい

先々週発表の各種指標に一喜一憂し不安と期待が交錯する中迎えた雇用統計ウィーク。

・月曜日には、ISM製造業指数の好結果に反応して一時86.80円近くまで上昇するも、米2年債利回りが0.57%で頭打ちとなり86円台半ばに押し返される。

・火曜日には、米2年債利回りが更に下落し0.52%台半ばと史上最低水準に落ち込み、さらに米消費・住宅関連指標も嫌気され、一時85.66円と年初来安値を更新。

Pivot_2010_0806 ・水曜日には、東京時間に85.30円と年初来安値を更新するも、NY時間に入って発表されたADP全米雇用報告・ISM非製造業指数が共に予想を上回る良好な結果になり86.30円まで急騰。

・木曜日には、米失業保険新規請求件数が予想より弱かったこと、及び米2年債利回りが0.52%台まで下落したことから、ドル円も一時85.70円台に下落。

・そして迎えた金曜日、注目の中迎えた雇用統計は非農業部門雇用者数が-13.1万人と予想の-6.5万人を超える雇用減、民間部門雇用者数も+7.1万人と予想の9.0万人に満たない増加にとどまったことから85.02円の年初来安値まで急落…。

と、米国の各種経済指標に素直に反応した週となりました。
来週は日銀とFRBの金融政策決定会合とその発表が更なる下落決定打になるのかカウンターパンチとなるのか目が離せません。

※なお今週発行のメルマガでは雇用統計の数字他かなり突っ込んだ意見を述べさせて貰っています。

■各為替の週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
 (Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
     USD/JPY  Upper: 86.19 / Lower: 84.31
     EUR/JPY  Upper:114.79 / Lower:112.09
     EUR/USD  Upper:1.3452 / Lower:1.3164
     GBP/JPY  Upper:138.20 / Lower:135.87
     GBP/USD  Upper:1.6134 / Lower:1.5814

Fibonacci Zone USD/JPY
     R2 87.67 ~ 88.39 / R1  86.73 ~ 86.95
     S1 84.63 ~ 84.85 / S2  83.19 ~ 83.91
Fibonacci Zone EUR/USD
     R2 1.3504 ~ 1.3612 / R1 1.3363 ~ 1.3396
     S1 1.3048 ~ 1.3081 / S2 1.2832 ~ 1.2940

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)

『先週(08/02~08/06)の為替動向』

2010_0806.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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