先週(11/15~11/19)の為替動向

2010_1119_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = 下落
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円    = 上昇
■ユーロドル  = もみ合い・週中下落
■ユーロ円   = 上昇

形の上では円売り戻し・ドル買い戻しですが、これがいわゆる大転換なのか、過剰の是正なのか、はたまたヘッジファンド勢の年末調整なのか、非常に読みづらい相場になっています。

月曜日週明けは前週からの堅調を引き継ぎ、82.50円レベルからスタート。その後も堅調。欧州時間入り頃、FRBのQE2を批判する公開書簡が話題となり米債利回りが上昇から83円台乗せ。

明けて火曜日、米CNBCがダドリーNY連銀総裁の弁として「現在の政策からの脱却には数年を要する」との報道から米債利回りが低下、一時82.50円まで下押しするも底堅さを確認するとこれが押し目となり再上昇。
欧州経済指標、米国経済指標、ユーロ圏問題再燃の相乗効果から米債利回り低下につながり、ユーロ売り・ドル買いが優勢になり、83.60円付近まで上昇。
しかしその後は達成感からか調整一段落なのか頭打ち。

Pivot_2010_1119 木曜日深夜発表のフィラデルフィア連銀指数が予想を大幅に上回ると米年債利回り急騰からドル円も83.80円近くまで急騰するも、ここでまた頭打ち。

金曜日、中国が利上げするとの噂からドル円は83円前半へ。欧州時間、中国人民銀行による預金準備率引き上げが、事前噂の政策金利変更と混同されしばらく乱高下。
その後、落ち着きを取り戻したが、週中盤以降、83円台後半は重く、83円前半は堅く、ドル復調なのかあくまで調整なのか判断に迷うレベルで1週間を終了。と言った流れでした。

ユーロ問題・HF勢決算・満月に金星順行・ドル復調?今週中に答えは出るでしょうか?

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Upper: 84.32 / Lower: 82.91
EUR/JPY Upper:114.82 / Lower:110.84
EUR/USD Upper:1.3717 / Lower:1.3413
GBP/JPY Upper:134.83 / Lower:132.76
GBP/USD Upper:1.6069 / Lower:1.5754

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.61 ~ 85.15 / R1 83.91 ~ 84.07
S1 82.33 ~ 82.50 / S2 81.25 ~ 81.79
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3931 ~ 1.4047 / R1 1.3779 ~ 1.3815
S1 1.3439 ~ 1.3475 / S2 1.3207 ~ 1.3323

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(11/15~11/19)の為替動向』
2010_1119.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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