先週(12/20~12/24)の為替動向

2010_1224_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 上昇
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円    = 下落
■ユーロドル  = もみ合い(下降)
■ユーロ円   = 下落

年末進行に加えてクリスマスウィークだった先週は、騰落傾向に明確な違いが見えました。
ダウ・原油・円が一貫して上昇、ドルとユーロは強弱が交互に現れた結果、大きな振幅(レンジ幅)を描きながら若干ドル優勢。為替だけで言うなら円独歩高と言えます。

なお先週市場が終わった25日(土)中国人民銀行は金融機関の期間1年の預金金利と貸出金利を25bp(ベーシスポイント)引き上げると発表。10月に引き続き約2カ月間で2度目となる利上げによりインフレ抑制に向け一段の措置を講じるとしていますが、これが今週の為替動向にどのような影響(特に週開始時の窓開け等)を与えるか注視が必要です。

  ■先週の主な変動要因(キーワード)
・半島情勢による警戒感
=円売り/アジア株安材料
・王岐山・中国副首相「EUへの支援準備」発言
・ムーディーズがポルトガル国債を格下げ
・フィッチがギリシャ国債をジャンク級に格下げ
・中国によるポルトガル国債購入用意報道
・中国外務省「EU及びIMFから支援策を受けている
ユーロ圏諸国を支援する」との発表
・フィッチがハンガリーの長期格付け、及び
ポルトガルの長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「A+」に引き下げ
・中国、1年物預金金利と貸出金利を25bp引き上げ

■今週の材料(キーワード)
・クリスマス明けは実質新年度スタート
新しいポジションメイクの動き
・中国再利上げの影響
・12/27:オセアニア市場、香港、ロンドン、トロント
クリスマスの振替休日で休場
・12/28:オセアニア市場、ロンドン、トロント
ボクシングデーの振替休日で休場
(米) 10月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
(米) 12月消費者信頼感指数
・12/30:(米) 週間新規失業保険申請件数
(米) 12月シカゴ購買部協会景気指数
(米) 11月中古住宅販売保留

■週足デマーク指標/フィボナッチゾーン
(Demark Range Projection / Fibonacci Zone)

TD Range Projection
USD/JPY Lower: 82.21 / Upper: 83.49
EUR/JPY Lower:106.81 / Upper:110.17
EUR/USD Lower:1.3010 / Upper:1.3159
GBP/JPY Lower:126.14 / Upper:129.21
GBP/USD Lower:1.5287 / Upper:1.5509

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 84.55 ~ 85.04 / R1 83.91 ~ 84.06
S1 82.48 ~ 82.63 / S2 81.50 ~ 81.99
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3272 ~ 1.3329 / R1 1.3198 ~ 1.3215
S1 1.3031 ~ 1.3049 / S2 1.2917 ~ 1.2974
Pivot_2010_1224

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(12/20~12/24)の為替動向』
2010_1224.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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