先週(5/2~5/6)の為替動向

2011_0506_c GW全開の先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = 下落
■原油先物市場 = 下落
■NY金先物市場 = 下落
■ドル円    = 下落(後半で持ち直し)
■ユーロドル  = 後半で下落(ユーロ安)
■ユーロ円   = 下落(ユーロ安)

先週の相場は基調は円高/後半欧州通貨安で、3月中旬以来の低水準まで落ち込んだドル円も欧州通貨安のシーソーゲームで助けられた形です。

【5/2:月】GW中唯一の営業日は81.20円付近から。昼間際にビンラディン死亡の報が伝わると81.68円まで急騰するが、81.40前後で様子見。
欧州時間はロンドン休場で薄商い。NY時間以降はビンラディン死亡が再度材料視されリスクオフモードから資源国・欧州通貨が買われ、ドル売りのあおりからドル円も81円間際まで連れ安。

【5/3:火】GW後半初日は81円付近の攻防から。午後から欧州時間にかけ軟化が進み80.60円台へ。NY時間に発表の指標が好感され81円台に復帰も方向感無く81円弱の狭いレンジにて膠着。

Pivot_2011_0506 【5/4:水】9時頃に30銭幅程度で急騰急落の大玉の撃ち合いがあったが以降の東京時間は膠着。欧州時間以降、まとまった規模のユーロ買いの噂や英国中銀が近々利上げとの情報からクロス円が上昇。ドル円も連れ高し81.20円付近まで上昇するがNY時間帯にローゼングレン・ボストン連銀総裁のハト派発言をきっかけに81円割れ。その後に発表のADP・ISM非製造業とも予想割れから米債利回り低下。ドル売り・円買いが再燃し、80.42円まで続落。

【5/5:木】未明までに80.60円台まで戻してスタート。午前に豪指標の予想外な悪化から豪ドル円が急落、ドル円も連れ安し80.40円台。その後ジリ安推移。欧州時間以降、原油先物下落から資源国通貨下落、欧州指標の悪化が拍車をかけ欧州通貨も下落、しわ寄せは一気に円に襲来し、円全面高からドル円79.56円と協調介入以来の水準にまで急落。
欧州時間終盤にトリシェECB総裁の発言に早期利上げ暗示の「strong vigilance(強い警戒)」が使用されなかったことでユーロドルが急落。対欧州通貨を中心にドルの買い戻しが優勢になり、NY午後には80円台に復帰。

【5/6:金】ビッグイベント雇用統計を控えた最終日。欧州通貨安の流れ継続からドル円は買い戻しが優勢。80.60円台まで上昇して欧州時間入りするが、原油価格続落から勢いは途切れドル円も80.20円付近。米4月雇用統計では雇用者数増加なるも失業率上昇。瞬間的に80.93円まで急騰後、利益確定売りやギリシャのユーロ離脱疑念報道から80.20円付近まで断続的に下落。その後緩やかに上昇し80.60円付近で1週間を終了。

【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】

■TD Range Projection
USD/JPY High: 81.16 / Low : 79.04
EUR/JPY High:119.81 / Low :118.63
EUR/USD High:1.4629 / Low :1.3999
GBP/JPY High:134.03 / Low :128.82
GBP/USD High:1.6551 / Low :1.6168

■Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.74 ~ 83.55 / R1 81.68 ~ 81.93
S1 79.57 ~ 79.32 / S2 78.51 ~ 77.70
■Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.5152 ~ 1.5392 / R1 1.4837 ~ 1.4912
S1 1.4208 ~ 1.4133 / S2 1.3893 ~ 1.3653

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/02~05/06)の為替動向』
2011_0506.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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