先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 上昇(円安>ドル安)
■ユーロドル = 上昇(ドル安)
■ユーロ円 = 上昇(円安)
※ただし最終日にユーロは調整下落
【5/16:月】スタートは80.85円近辺。出足に80.62円まで下押しされるがすぐに反発。(結果的にこの下押しが週最安値となる)
その後は欧州序盤までの間、81円前後を維持。欧州時間~NY時間は原油価格の下落等によるクロス円軟調に連れ安し80.70円台に押されるが朝方付けた安値更新をすることなく底硬く推移。
【5/17:火】仲値にかけたドル買い需要に加え武田薬品の海外M&A案件から円売りが連想され欧州時間中盤までかけストップを巻き込みながら81.76円まで上進、NYオープン頃には高止まりしその後利益確定などから81.25円まで押されるが81.30-40円の水準を維持し、東京へバトンタッチ。
【5/18:水】ファンロンパイEU大統領の「長期的にはドルの基軸通貨役割は低下」との発言からドル全面安となり、東京午後から欧州序盤にかけ80.90円から81.15円付近を乱高下。ただし底値は硬く、NY序盤には81.40円台まで反発。その後はジリ高に推移し、翌19日未明に公表のFOMC議事録で出口戦略が主要議事だったことから
QE2の計画通りの打ち切りやQE3後退が確実視されドル買いは一層進み、81.65円付近でNYクローズ。
【5/19:木】序盤にNYの流れを受け継いだドル買いから一時81.80円を付けるが、日本株の上昇が芳しくなくクロス円が弱含むとドル円も81.50円付近まで連れ安。
欧州へ交代頃、ドイツ版FT紙にトリシェECB総裁談として「ギリシャ政府の国債償還期限延長懸念」の記事掲載が材料視され対ユーロでドルの買い戻しが見られるとドル円も連れ高。NY序盤には失業保険受給者数減少の指標も好感され4/28以来の82円台を回復し82.22円まで上進。(これが週間最高値となる)しかしその後発表のフィリー指数等は振るわず米国債利回りは急落、81.50円付近でNYクローズ。
【5/20:金】日銀金融政策決定会合に加え、東電の決算発表での今後の賠償金捻出策発表の有無を見るため市場は様子見モード。結果は何事もなく無風通過。東京時間終了後にロンパチでの大口買いの噂から一時81.85円まで急進するが、追随無く反落。その後クロス円の下落に連れ安し81.46円まで下落。しかしここでも底値は硬く再び81.80円付近まで反発。NY時間は週末調整に終始し当日レンジ幅を浮沈。81.70円前後にて1週間を終了。
FOMC議事録公表においてQE2終了/QE3は後退は確実視されるも先週発表の指標等は振るわず。今週は目立った材料も無い事から動意無く彷徨う展開となるのでしょうか?
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 82.77 / Low : 81.17
EUR/JPY High:118.24 / Low :112.62
EUR/USD High:1.4401 / Low :1.4104
GBP/JPY High:134.30 / Low :131.50
GBP/USD High:1.6367 / Low :1.6170
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.12 ~ 83.73 / R1 82.32 ~ 82.51
S1 80.72 ~ 80.53 / S2 79.92 ~ 79.31
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4481 ~ 1.4595 / R1 1.4333 ~ 1.4368
S1 1.4036 ~ 1.4001 / S2 1.3887 ~ 1.3774
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/16~05/20)の為替動向』
→ Pivot_2011_0520.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
5月 22 2011
先週(5/16~5/20)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 上昇(円安>ドル安)
■ユーロドル = 上昇(ドル安)
■ユーロ円 = 上昇(円安)
※ただし最終日にユーロは調整下落
【5/16:月】スタートは80.85円近辺。出足に80.62円まで下押しされるがすぐに反発。(結果的にこの下押しが週最安値となる)
その後は欧州序盤までの間、81円前後を維持。欧州時間~NY時間は原油価格の下落等によるクロス円軟調に連れ安し80.70円台に押されるが朝方付けた安値更新をすることなく底硬く推移。
【5/17:火】仲値にかけたドル買い需要に加え武田薬品の海外M&A案件から円売りが連想され欧州時間中盤までかけストップを巻き込みながら81.76円まで上進、NYオープン頃には高止まりしその後利益確定などから81.25円まで押されるが81.30-40円の水準を維持し、東京へバトンタッチ。
【5/18:水】ファンロンパイEU大統領の「長期的にはドルの基軸通貨役割は低下」との発言からドル全面安となり、東京午後から欧州序盤にかけ80.90円から81.15円付近を乱高下。ただし底値は硬く、NY序盤には81.40円台まで反発。その後はジリ高に推移し、翌19日未明に公表のFOMC議事録で出口戦略が主要議事だったことから
QE2の計画通りの打ち切りやQE3後退が確実視されドル買いは一層進み、81.65円付近でNYクローズ。
【5/19:木】序盤にNYの流れを受け継いだドル買いから一時81.80円を付けるが、日本株の上昇が芳しくなくクロス円が弱含むとドル円も81.50円付近まで連れ安。
欧州へ交代頃、ドイツ版FT紙にトリシェECB総裁談として「ギリシャ政府の国債償還期限延長懸念」の記事掲載が材料視され対ユーロでドルの買い戻しが見られるとドル円も連れ高。NY序盤には失業保険受給者数減少の指標も好感され4/28以来の82円台を回復し82.22円まで上進。(これが週間最高値となる)しかしその後発表のフィリー指数等は振るわず米国債利回りは急落、81.50円付近でNYクローズ。
【5/20:金】日銀金融政策決定会合に加え、東電の決算発表での今後の賠償金捻出策発表の有無を見るため市場は様子見モード。結果は何事もなく無風通過。東京時間終了後にロンパチでの大口買いの噂から一時81.85円まで急進するが、追随無く反落。その後クロス円の下落に連れ安し81.46円まで下落。しかしここでも底値は硬く再び81.80円付近まで反発。NY時間は週末調整に終始し当日レンジ幅を浮沈。81.70円前後にて1週間を終了。
FOMC議事録公表においてQE2終了/QE3は後退は確実視されるも先週発表の指標等は振るわず。今週は目立った材料も無い事から動意無く彷徨う展開となるのでしょうか?
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 82.77 / Low : 81.17
EUR/JPY High:118.24 / Low :112.62
EUR/USD High:1.4401 / Low :1.4104
GBP/JPY High:134.30 / Low :131.50
GBP/USD High:1.6367 / Low :1.6170
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 83.12 ~ 83.73 / R1 82.32 ~ 82.51
S1 80.72 ~ 80.53 / S2 79.92 ~ 79.31
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4481 ~ 1.4595 / R1 1.4333 ~ 1.4368
S1 1.4036 ~ 1.4001 / S2 1.3887 ~ 1.3774
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/16~05/20)の為替動向』
→ Pivot_2011_0520.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計