先週(5/23~5/27)の為替動向

2011_0527_c 先週の各主要相場は下記のような流れでした。

■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円    = 下落(ドル安)
■ユーロドル  = 上昇(ドル安)
■ユーロ円   = もみ合い

【5/23:月】早朝に81.50円台まで押されるも前週末のユーロ売りドル買いの流れ継続が追い風となり、週明け仲値需要から82円弱まで反発。
82円付近で小競り合いが続くも上値は重く、欧州時間以降、上海株の下落などから反落。
ストップロスを巻き込み一時81.20円台を付けるが反発も著しく81.70円付近でNY時間を迎える。NY午後には株価下落に歯止めがかかり金利も上昇、NY引け頃には82円台に復帰。

【5/24:火】早朝は82円付近を維持するが、前日とは逆に仲値頃からじり安、東京引けには81.50円台まで押される。欧州午前は目立った材料無く81.80円前後を小動きするが午後には原油や欧米株価の上昇からリスク選好となりクロス円全般の円全面安から82.20円台まで上昇。
しかしNY午後に実施の米2年債入札が好結果となると米債利回りが低下、ドル円も81.80円台まで反落。

Pivot_2011_0527 【5/25:水】ゴトー日仲値のドル需要から82.10銭台まで上昇するも仲値以降はじり安。東京引け頃には81.70円台まで押し込まれる。欧州時間入り以降は米債利回り上昇等から買い戻され再び82円台。
しかしこれも米5年債入札好調等から上昇意欲を失い82円台を維持できずじり安展開。

【5/26:木】東京時間はじり安展開継続。昼をはさみ断続的な売りから午後には81.60円台。東京引け頃、谷垣自民党総裁による内閣不信任案の提出発言などから円安が進み82円台を回復したが、一時的な物となり81.70円前後まで反落。その後、米国経済指標の期待モードから81.90円付近まで買い戻しが進んだが結果は大きな予想割れ。ストップロスを誘発しながら81.10円台まで大きく急落。

【5/27:金】早朝は81.40円近くまで多少の反発したが東京時間となってからは再度じり安継続。昼過ぎには断続的に81円を割り込む。午後からはフランの急騰からフラン以外全面安。同時に円安が起きているためある程度歯止めもかかるも欧州時間午前には80.80円付近まで押される。
欧州午後からNY時間にかけて米指標期待の上昇となるが81.25円付近で迎えた中古住宅件数が予想割れ。前日の再来のような急落から80.60円台まで値を落とす。そしてここでも反発は鈍く80.80円台で1週間を終わる。

■今週は米重要指標ウィーク
各種景況感指数の前哨戦をこなし週末の雇用統計まで一喜一憂な動きとなること必至。
ただし週明け月曜日は英米とも休日となるため月曜日相場での肩すかし観は当たり前と考え火曜日以降の積み重ねを考えていくのがよいでしょう。

【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】

TD Range Projection
USD/JPY High: 81.51 / Low : 80.00
EUR/JPY High:115.43 / Low :112.50
EUR/USD High:1.4497 / Low :1.4144
GBP/JPY High:134.85 / Low :132.32
GBP/USD High:1.6737 / Low :1.6282

Fibonacci Zone USD/JPY
R2 82.75 ~ 83.32 / R1 81.99 ~ 82.17
S1 80.48 ~ 80.30 / S2 79.73 ~ 79.15
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4557 ~ 1.4692 / R1 1.4380 ~ 1.4422
S1 1.4027 ~ 1.3985 / S2 1.3850 ~ 1.3715

■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(05/23~05/27)の為替動向』
2011_0527.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF

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