先週の各主要相場は下記のような流れでした。
【6/20:月】東京スタートは80.10円前後から。ゴトー日需要から80.20円まで上昇するも仲値まで。昼過ぎから再び上昇するが欧州時間入り頃からギリシャに端を発する種々の問題から欧州株や原油が軟化推移するとクロス円が連れ安、ドル円も80.01円とあわや80円切れまで押されるが即座に反発。欧州中盤には80.36円まで上昇するがこれを天井にユンケル、レーン両氏の発言から欧州不安が再燃。再び80.08円まで押し込まれる。NY時間は米株の堅調からクロス円が持ち直しドル円は80.20円付近でNY時間を終わる。
【6/21:火】早朝から中値にかけ、RBA前の持ち高調整からじり安。RBA声明文では早期利上げが望めない内容から豪ドル円が下落し、ドル円も80.08円まで連れ安。その後欧州時間は徐々に持ち直し80.23円まで自力反発。欧州後半は何回か下値を試されるが80.05円前後で底堅い、NYは80.10-20円付近でもみ合い、引け際から再度上昇。
【6/22:水】FOMC待ちか東京時間は微動だにせず80.23円付近で値幅はわずかに数銭。欧州時間中盤に大玉のドル売りフラン買いが入りドル円も断続的に下落しFOMC間際には80.00円。FOMC及び続くバーナンキ会見で、QE3の実施見送りが濃厚となると米債が売られ利回り上昇、ドル買い戻し。80.30円付近まで反発上昇してNYを終了。
【6/23:木】FOMC及びバーナンキ会見が好感されたか東京はドル買い継続。仲値付近では80.63円まで上昇。午後から東京終了にかけて利食い入りが入るが80.33円を下に底の水準が上がり、ロン8から再び上昇。欧州不安も手伝い東京時間高値の80.63円も突破。米週間失業保険の発表直前に80.78円まで上昇したが、結果は予想を若干割むむと利食い売り開始。断続的に値を下げ、ロン16には80.37円まで下落。しかし80.30円の底値は有効で80.60円台まで持ち直す。
【6/24:金】NY引け直前にギリシャ政府・IMF・EUによる緊縮財政5カ年計画の合意が材料視され資源国通貨や欧州通貨が買い戻され、ドル円は80.40円付近から始動。実質ゴトー日に相当するため仲値まで反発するも80.55円で頭打ちとなりその後は80.40円台後半を推移。ロン8にかけ原油価格の下落からドル円は80.60円まで一瞬噴いたが、独6月IFO景況指数が予想超えとなると一斉にユーロ買い戻しとなり、80.10円台まで急落。しかし更なる下値追いはなく、徐々に反発を続け米第1Q-GDP、米5月耐久財受注などが安堵される内容であることを確認すると、80.40円付近を落ち着き場所に1週間を終了。
【今週のポイント】
・週中盤までは連日の米再入札。
・週末には雇用統計プレイベントのミシガンとISM
・当面は楽観、続く状況には悪寒のギリシャ状況の行方
・IEA備蓄原油放出の余波の行方
・米国のデフォルト回避に向けた予算協議の行方
◆◆◆◆◆週足デマーク指標/フィボナッチゾーン◆◆◆◆◆
■TD Range Projection
USD/JPY High: 81.00 / Low : 80.22
EUR/JPY High:116.56 / Low :113.85
EUR/USD High:1.4315 / Low :1.4000
GBP/JPY High:129.43 / Low :127.13
GBP/USD High:1.6111 / Low :1.5786
■Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.19 ~ 81.48 / R1 80.80 ~ 80.89
S1 80.02 ~ 79.92 / S2 79.63 ~ 79.33
■Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4567 ~ 1.4688 / R1 1.4410 ~ 1.4447
S1 1.4095 ~ 1.4058 / S2 1.3937 ~ 1.3817
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(06/20~06/24)の為替動向』
→ 2011_0624.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週限の日足/週足4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
6月 26 2011
先週(6/20~6/24)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
【6/20:月】東京スタートは80.10円前後から。ゴトー日需要から80.20円まで上昇するも仲値まで。昼過ぎから再び上昇するが欧州時間入り頃からギリシャに端を発する種々の問題から欧州株や原油が軟化推移するとクロス円が連れ安、ドル円も80.01円とあわや80円切れまで押されるが即座に反発。欧州中盤には80.36円まで上昇するがこれを天井にユンケル、レーン両氏の発言から欧州不安が再燃。再び80.08円まで押し込まれる。NY時間は米株の堅調からクロス円が持ち直しドル円は80.20円付近でNY時間を終わる。
【6/21:火】早朝から中値にかけ、RBA前の持ち高調整からじり安。RBA声明文では早期利上げが望めない内容から豪ドル円が下落し、ドル円も80.08円まで連れ安。その後欧州時間は徐々に持ち直し80.23円まで自力反発。欧州後半は何回か下値を試されるが80.05円前後で底堅い、NYは80.10-20円付近でもみ合い、引け際から再度上昇。
【6/22:水】FOMC待ちか東京時間は微動だにせず80.23円付近で値幅はわずかに数銭。欧州時間中盤に大玉のドル売りフラン買いが入りドル円も断続的に下落しFOMC間際には80.00円。FOMC及び続くバーナンキ会見で、QE3の実施見送りが濃厚となると米債が売られ利回り上昇、ドル買い戻し。80.30円付近まで反発上昇してNYを終了。
【6/23:木】FOMC及びバーナンキ会見が好感されたか東京はドル買い継続。仲値付近では80.63円まで上昇。午後から東京終了にかけて利食い入りが入るが80.33円を下に底の水準が上がり、ロン8から再び上昇。欧州不安も手伝い東京時間高値の80.63円も突破。米週間失業保険の発表直前に80.78円まで上昇したが、結果は予想を若干割むむと利食い売り開始。断続的に値を下げ、ロン16には80.37円まで下落。しかし80.30円の底値は有効で80.60円台まで持ち直す。
【6/24:金】NY引け直前にギリシャ政府・IMF・EUによる緊縮財政5カ年計画の合意が材料視され資源国通貨や欧州通貨が買い戻され、ドル円は80.40円付近から始動。実質ゴトー日に相当するため仲値まで反発するも80.55円で頭打ちとなりその後は80.40円台後半を推移。ロン8にかけ原油価格の下落からドル円は80.60円まで一瞬噴いたが、独6月IFO景況指数が予想超えとなると一斉にユーロ買い戻しとなり、80.10円台まで急落。しかし更なる下値追いはなく、徐々に反発を続け米第1Q-GDP、米5月耐久財受注などが安堵される内容であることを確認すると、80.40円付近を落ち着き場所に1週間を終了。
【今週のポイント】
・週中盤までは連日の米再入札。
・週末には雇用統計プレイベントのミシガンとISM
・当面は楽観、続く状況には悪寒のギリシャ状況の行方
・IEA備蓄原油放出の余波の行方
・米国のデフォルト回避に向けた予算協議の行方
◆◆◆◆◆週足デマーク指標/フィボナッチゾーン◆◆◆◆◆
■TD Range Projection
USD/JPY High: 81.00 / Low : 80.22
EUR/JPY High:116.56 / Low :113.85
EUR/USD High:1.4315 / Low :1.4000
GBP/JPY High:129.43 / Low :127.13
GBP/USD High:1.6111 / Low :1.5786
■Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.19 ~ 81.48 / R1 80.80 ~ 80.89
S1 80.02 ~ 79.92 / S2 79.63 ~ 79.33
■Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4567 ~ 1.4688 / R1 1.4410 ~ 1.4447
S1 1.4095 ~ 1.4058 / S2 1.3937 ~ 1.3817
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(06/20~06/24)の為替動向』
→ 2011_0624.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週限の日足/週足4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計