【先週(7/11-15)のドル円相場の流れ】
【7/11:月】早朝こそ80.50円台にした窓を開けたものの、東京時間は前週NYクローズとほぼ同水準の80.60円台から。月曜仲値のドル需要も手伝い、昼頃には80.75円まで上昇。午後から欧州時間にかけてはEU財務相会合でのギリシャ債務の扱いに関しての警戒感から、対欧州通貨でドルが買い戻されるとドル円も80.81円を付けるもEU債務懸念のイタリアへの飛び火懸念が取り沙汰されると米国債買いに資金逃避流れが生じ、米長期金利が低下。これが引き金となり、ドル売り・円買いへと様相が変わるとNY時間間際にはストップロスを巻き込み80.30円まで下落。NY開始後多少の反発を見たが、米債利回り下げ止まらず80.09円まで下落。80.30円台まで反発して東京に交代。
【7/12:火】朝方は反発模様で80.36円まで上昇するも東京開始と共に80.10円まで下落。欧州債務懸念によるユーロ安に呼応しての円買いドル買いが均衡していたが、欧州時間序盤にラガルドIMF専務理事がEU債務問題の先行き不透明発言をきっかけにユーロ円が急落。これにクロス円全般が引きずられ円全面高となり、ドル円は一気に80円割れ水準まで急落。欧州本番には資源国通貨も連れ安となり、これに米債金利低下も加わるとストップロスを巻き込んで一気に79.15円まで急落。直後にショートカバーから79.50円台まで一気に反騰後、もみ合い。NY時間帯ではFOMC議事録内容が気がかりとなり、公表結果ではQE3についての話題もあったことから再度下落に転じ、79.30円付近でNYクローズ。
【7/13:水】早朝の薄商いを狙ったと思われる虚を突かれた売り仕掛けから前日安値を割るとストップロスを巻き込み78.45円まで急落。しかし直後からショートカバーされ、東京時間開始時にはNYクローズ同水準の79.30円台。東京時間はじり高推移で反騰するも、欧州時間入り頃からユーロドル上昇の反撃を受け、ドル円はまたも反落開始。NY時間にはバーナンキFRB議長の議会証言発言にQE3を否定しない表現が見られたことでドル売りが再燃。79円を切ったところで売り一服。その後耗弱。
【7/14:木】NYクローズ後にムーディーズが米債格付けの見通しを引き下げ検討との報道から79円弱の耗弱が溶け、79円~78.60円の幅を東京時間午前中まで乱降下。正午前に78.45円と前日の総超安値にならぶと底なのか下げ止まり、78.60円付近でもみ合う中、東京終了間際に突如1円近い急騰により79.58円まで急上昇。市場は介入を疑ったが、実需の大玉らしいことが解り、その後は79円をわずかに超える水準でもみ合い推移。前夜下院での議会証言でQE3を否定しなかったバーナンキFRB議長の上院で証言では、デフレならばと明確な前提を上げて現状でのQE3検討を否定。証言後79.20円台までわずかに上値を上げたが膠着続行。
【7/15:金】QE3は否定されるも、ムーディーズによる債務上限引き上げがなければ見通し格下げという警告や、前日の一時的な急騰による介入警戒再燃などから相場は膠着し、新たな材料もないまま週末調整は進み、79.05円付近で1週間を終わる。
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】(詳細は添付資料をDLください)
TD Range Projection
USD/JPY High: 79.97 / Low: 77.61
EUR/JPY High:119.40 / Low:115.50
EUR/USD High:1.4216 / Low:1.3780
GBP/JPY High:128.56 / Low:124.02
GBP/USD High:1.6367 / Low:1.5959
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.83 ~82.73 / R1 80.65 ~80.93
S1 78.29 ~78.01 / S2 77.11 ~76.21
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4526 ~1.4692 / R1 1.4308 ~1.4359
S1 1.3872 ~1.3820 / S2 1.3654 ~1.3487
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(07/11~07/15)の為替動向』
→ 2011_0715.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
7月 17 2011
先週(7/11~7/15)の為替動向
【先週(7/11-15)のドル円相場の流れ】
【7/11:月】早朝こそ80.50円台にした窓を開けたものの、東京時間は前週NYクローズとほぼ同水準の80.60円台から。月曜仲値のドル需要も手伝い、昼頃には80.75円まで上昇。午後から欧州時間にかけてはEU財務相会合でのギリシャ債務の扱いに関しての警戒感から、対欧州通貨でドルが買い戻されるとドル円も80.81円を付けるもEU債務懸念のイタリアへの飛び火懸念が取り沙汰されると米国債買いに資金逃避流れが生じ、米長期金利が低下。これが引き金となり、ドル売り・円買いへと様相が変わるとNY時間間際にはストップロスを巻き込み80.30円まで下落。NY開始後多少の反発を見たが、米債利回り下げ止まらず80.09円まで下落。80.30円台まで反発して東京に交代。
【7/12:火】朝方は反発模様で80.36円まで上昇するも東京開始と共に80.10円まで下落。欧州債務懸念によるユーロ安に呼応しての円買いドル買いが均衡していたが、欧州時間序盤にラガルドIMF専務理事がEU債務問題の先行き不透明発言をきっかけにユーロ円が急落。これにクロス円全般が引きずられ円全面高となり、ドル円は一気に80円割れ水準まで急落。欧州本番には資源国通貨も連れ安となり、これに米債金利低下も加わるとストップロスを巻き込んで一気に79.15円まで急落。直後にショートカバーから79.50円台まで一気に反騰後、もみ合い。NY時間帯ではFOMC議事録内容が気がかりとなり、公表結果ではQE3についての話題もあったことから再度下落に転じ、79.30円付近でNYクローズ。
【7/13:水】早朝の薄商いを狙ったと思われる虚を突かれた売り仕掛けから前日安値を割るとストップロスを巻き込み78.45円まで急落。しかし直後からショートカバーされ、東京時間開始時にはNYクローズ同水準の79.30円台。東京時間はじり高推移で反騰するも、欧州時間入り頃からユーロドル上昇の反撃を受け、ドル円はまたも反落開始。NY時間にはバーナンキFRB議長の議会証言発言にQE3を否定しない表現が見られたことでドル売りが再燃。79円を切ったところで売り一服。その後耗弱。
【7/14:木】NYクローズ後にムーディーズが米債格付けの見通しを引き下げ検討との報道から79円弱の耗弱が溶け、79円~78.60円の幅を東京時間午前中まで乱降下。正午前に78.45円と前日の総超安値にならぶと底なのか下げ止まり、78.60円付近でもみ合う中、東京終了間際に突如1円近い急騰により79.58円まで急上昇。市場は介入を疑ったが、実需の大玉らしいことが解り、その後は79円をわずかに超える水準でもみ合い推移。前夜下院での議会証言でQE3を否定しなかったバーナンキFRB議長の上院で証言では、デフレならばと明確な前提を上げて現状でのQE3検討を否定。証言後79.20円台までわずかに上値を上げたが膠着続行。
【7/15:金】QE3は否定されるも、ムーディーズによる債務上限引き上げがなければ見通し格下げという警告や、前日の一時的な急騰による介入警戒再燃などから相場は膠着し、新たな材料もないまま週末調整は進み、79.05円付近で1週間を終わる。
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】(詳細は添付資料をDLください)
TD Range Projection
USD/JPY High: 79.97 / Low: 77.61
EUR/JPY High:119.40 / Low:115.50
EUR/USD High:1.4216 / Low:1.3780
GBP/JPY High:128.56 / Low:124.02
GBP/USD High:1.6367 / Low:1.5959
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 81.83 ~82.73 / R1 80.65 ~80.93
S1 78.29 ~78.01 / S2 77.11 ~76.21
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4526 ~1.4692 / R1 1.4308 ~1.4359
S1 1.3872 ~1.3820 / S2 1.3654 ~1.3487
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(07/11~07/15)の為替動向』
→ 2011_0715.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計