【先週(9/12-9/16)のドル円を中心とした相場の流れ】
【9/12:月】早朝は前週末の反発上昇を引き継ぎ76.50円付近。
日本を除く東アジア市場が休場のため薄商いの中、午前中は小動きに終始していたが、午後になりユーロ円が約10年ぶりに105円台を割り込むと、クロス円が総崩れ。ドル円もこれに連れられ欧州開始頃には76.74円まで下落。夕刻にECBによるイタリア国債購入が伝わると下げ止まり、ドル円も77円台に復帰。
NY時間序盤にはダウ先の下落にもブレーキがかかり、ドル円は77.25円まで上値を拡大したが、ロン16に大口のドル売り・円買いの噂が伝わると一転76.93円まで反落。しかし、その後は米債利回り上昇等から再度反発を開始。NY終盤近くにイタリア政府が中国系ファンドに国債購入を要請との報道が伝わりダウ急騰。ドル円も77.35円まで続伸。
【9/13:火】明けて火曜日は早朝からドル売り優勢。
仲値までは77.18円付近での攻防が続いたが仲値後にはドル売り再開となり昼過ぎには77円の攻防へと戦線を移す。
欧州時間以降はイタリア国債入札の行方不安からユーロ円の下落に連れられた形でドル円も77.90円まで下落。一旦77.10円まで反発したが、独仏首脳がギリシャに関しての共同声明を発表するとの報道が伝わり、ユーロドルが復調。この反動でドル売り優勢が再開し、再度76.80円付近まで下落。
NY時間となり仏大統領報道官から共同首脳声明の発表は本日中には行われないとの発言が伝わるとユーロドルは反落。反動でドル円は一時77.10円付近まで反発するも、この頃、情報が二転三転しユーロドルは乱高下。市場不透明感からドル円も連れ安し断続的に76.80円を下値に乱高下。
【9/14:水】ほとぼり冷めて反発しながらの東京は76.90円付近。
昼頃に出所不明の大口ドル買いの噂が流れ、77.06円まで瞬間急騰したが、午後からは76.90円付近でもみ合い。
欧州時間以降はユーロドル買い戻し基調の反動でドル売りが強まり、76.65円付近までじり安の展開。
NY時間序盤に発表された米8月小売高が予想割れとなり独仏ギリシャ首脳の電話会談声明でギリシャの立場を
「ユーロの一部」などと再確認発言した事が追い打ちをかけ、時折76.60円割れを試す展開となるが、底堅く徐々に反発。
【9/15:木】ゴトー日仲値需要が後押ししたが、76.80円に僅かに届かず、午後からも76.70円付近で小動き。
欧州時間以降、(後述のドル供給事前リークと思われるが)ドル売りが強まりドル円も76.55円付近までジリ安。
NY時間序盤に発表された米8月CPIは予想超えとなり、米債利回りが上昇、俄然ドル買い・円売りが優勢になり、76.90円付近まで上昇途上、日銀によるレート・チェックの噂でストップを巻き込み一時77.30円付近まで急騰。しかし直後に日米欧英スイスの中央銀行によるドル資金無制限供給が発表されると主客逆転しドル売りが強まり、ドル円急落。NY時間いっぱい数回76.60円付近まで押されたが底堅く76.70円付近でNYを終了。
【9/16:金】3連休前のドル買い需要から午前中に76.86円まで値を上げるが、翌週開催のFOMCを睨んだ調整も始まり東京時間は76.80円付近で膠着。
欧州時間に入り、朱IMF副専務理事から欧州危機は危険な新局面にあるとの発言が為されるとユーロ円が軟化。ドル円も76.66円付近までつれ安するが底値は堅く、NY時間に発表のミシガンが予想を超えるとドル買い優勢。何度か77円超えを試みるが上値も重く、調整模様から76.80円付近で1週間を終わる。
【9/20,21】日程を延長してのFOMC開催&金融政策発表
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
先週(09/12~09/16)の4本値(OHLC)
・USD/JPY:O: 77.51 H: 77.58 L: 76.56 C: 76.79
・EUR/USD:O:1.3567 H:1.3936 L:1.3500 C:1.3797
今週(9/19~9/23)のTD Range Projection
・USD/JPY High: 77.19 / Low: 76.17
・EUR/JPY High:110.50 / Low:107.64
・EUR/USD High:1.4085 / Low:1.3649
・GBP/JPY High:122.17 / Low:119.76
・GBP/USD High:1.5838 / Low:1.5659
今週(9/19~9/23)のFibonacci Zone USD/JPY
・R2 78.00 ~ 78.39 / R1 77.49 ~ 77.61
・S1 76.47 ~ 76.35 / S2 75.96 ~ 75.57
今週(9/19~9/23)のFibonacci Zone EUR/USD
・R2 1.4180 ~ 1.4347 / R1 1.3962 ~ 1.4014
・S1 1.3526 ~ 1.3475 / S2 1.3308 ~ 1.3142
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/12~09/16)の為替動向』
→ 2011_0916.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
9月 18 2011
先週(9/12~9/16)の為替動向
【先週(9/12-9/16)のドル円を中心とした相場の流れ】
【9/12:月】早朝は前週末の反発上昇を引き継ぎ76.50円付近。
日本を除く東アジア市場が休場のため薄商いの中、午前中は小動きに終始していたが、午後になりユーロ円が約10年ぶりに105円台を割り込むと、クロス円が総崩れ。ドル円もこれに連れられ欧州開始頃には76.74円まで下落。夕刻にECBによるイタリア国債購入が伝わると下げ止まり、ドル円も77円台に復帰。
NY時間序盤にはダウ先の下落にもブレーキがかかり、ドル円は77.25円まで上値を拡大したが、ロン16に大口のドル売り・円買いの噂が伝わると一転76.93円まで反落。しかし、その後は米債利回り上昇等から再度反発を開始。NY終盤近くにイタリア政府が中国系ファンドに国債購入を要請との報道が伝わりダウ急騰。ドル円も77.35円まで続伸。
【9/13:火】明けて火曜日は早朝からドル売り優勢。
仲値までは77.18円付近での攻防が続いたが仲値後にはドル売り再開となり昼過ぎには77円の攻防へと戦線を移す。
欧州時間以降はイタリア国債入札の行方不安からユーロ円の下落に連れられた形でドル円も77.90円まで下落。一旦77.10円まで反発したが、独仏首脳がギリシャに関しての共同声明を発表するとの報道が伝わり、ユーロドルが復調。この反動でドル売り優勢が再開し、再度76.80円付近まで下落。
NY時間となり仏大統領報道官から共同首脳声明の発表は本日中には行われないとの発言が伝わるとユーロドルは反落。反動でドル円は一時77.10円付近まで反発するも、この頃、情報が二転三転しユーロドルは乱高下。市場不透明感からドル円も連れ安し断続的に76.80円を下値に乱高下。
【9/14:水】ほとぼり冷めて反発しながらの東京は76.90円付近。
昼頃に出所不明の大口ドル買いの噂が流れ、77.06円まで瞬間急騰したが、午後からは76.90円付近でもみ合い。
欧州時間以降はユーロドル買い戻し基調の反動でドル売りが強まり、76.65円付近までじり安の展開。
NY時間序盤に発表された米8月小売高が予想割れとなり独仏ギリシャ首脳の電話会談声明でギリシャの立場を
「ユーロの一部」などと再確認発言した事が追い打ちをかけ、時折76.60円割れを試す展開となるが、底堅く徐々に反発。
【9/15:木】ゴトー日仲値需要が後押ししたが、76.80円に僅かに届かず、午後からも76.70円付近で小動き。
欧州時間以降、(後述のドル供給事前リークと思われるが)ドル売りが強まりドル円も76.55円付近までジリ安。
NY時間序盤に発表された米8月CPIは予想超えとなり、米債利回りが上昇、俄然ドル買い・円売りが優勢になり、76.90円付近まで上昇途上、日銀によるレート・チェックの噂でストップを巻き込み一時77.30円付近まで急騰。しかし直後に日米欧英スイスの中央銀行によるドル資金無制限供給が発表されると主客逆転しドル売りが強まり、ドル円急落。NY時間いっぱい数回76.60円付近まで押されたが底堅く76.70円付近でNYを終了。
【9/16:金】3連休前のドル買い需要から午前中に76.86円まで値を上げるが、翌週開催のFOMCを睨んだ調整も始まり東京時間は76.80円付近で膠着。
欧州時間に入り、朱IMF副専務理事から欧州危機は危険な新局面にあるとの発言が為されるとユーロ円が軟化。ドル円も76.66円付近までつれ安するが底値は堅く、NY時間に発表のミシガンが予想を超えるとドル買い優勢。何度か77円超えを試みるが上値も重く、調整模様から76.80円付近で1週間を終わる。
【9/20,21】日程を延長してのFOMC開催&金融政策発表
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
先週(09/12~09/16)の4本値(OHLC)
・USD/JPY:O: 77.51 H: 77.58 L: 76.56 C: 76.79
・EUR/USD:O:1.3567 H:1.3936 L:1.3500 C:1.3797
今週(9/19~9/23)のTD Range Projection
・USD/JPY High: 77.19 / Low: 76.17
・EUR/JPY High:110.50 / Low:107.64
・EUR/USD High:1.4085 / Low:1.3649
・GBP/JPY High:122.17 / Low:119.76
・GBP/USD High:1.5838 / Low:1.5659
今週(9/19~9/23)のFibonacci Zone USD/JPY
・R2 78.00 ~ 78.39 / R1 77.49 ~ 77.61
・S1 76.47 ~ 76.35 / S2 75.96 ~ 75.57
今週(9/19~9/23)のFibonacci Zone EUR/USD
・R2 1.4180 ~ 1.4347 / R1 1.3962 ~ 1.4014
・S1 1.3526 ~ 1.3475 / S2 1.3308 ~ 1.3142
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/12~09/16)の為替動向』
→ 2011_0916.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計