円」ロングは前週比 26952枚(55.0%)の増加で 75999枚(前週:49047枚)、「円」ショートは前週比 -420枚(-1.9%)の減少で 21720枚(前週:22140枚)。ロング大量増の結果、売買比は買越し倍増。買越し枚数は前週比 27372枚(101.7%)の増加で 54279枚(前週:26907枚)、売買計は前週比 26532枚(37.3%)の増加で 97719枚(前週:71187枚)と、10万枚に迫る勢いとなりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 36.9%(前週:29.2%)で 7.7%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の 8.2%(前週:8.2%)で 0.0%の変化無しとなりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で76.79円→76.28円と円高、前火曜→今火曜終値では76.79円→76.08円と円高、今火曜→今金曜では 76.08円→75.82円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では76.79円→75.82円で円高。と、一貫して円高となり、75円台での週引けは史上初のこととなります。
ドル円は連日のように史上最安値を更新し、今回一段の円買い増加から史上初の75円台での週引けを経験することになりましたが、政府は断固の連呼に終始し、日銀の追加緩和策も期待はずれと、良いところが1つもありませんが、仮に介入期待からの介入催促相場となっていたとしたなら、そろそろ「狼が来た」も見限られる頃合いかも知れません。そしてそれが当局の思惑だったなら、それはそれで史上最高傑作の円高対策になるかも知れませんね。
「ユーロ」ロングは前週比 346枚(1.6%)の増加で 21623枚(前週:20977枚)、「ユーロ」ショートは前週比 -862枚(-0.9%)の減少で 97835枚(前週:98697枚)。この結果、売買比は売り越しを僅かに縮小。売り越し枚数は前週比 -1208枚(-1.6%)の減少で 76512枚(前週:77720枚)、売買計は -516枚(-0.4%)の減少で 119158枚(前週:119674枚)と言う結果となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の10.4%(前週:12.5%)で -2.1%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の36.9%(前週:36.5%)で 0.4%の増加となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3734→1.3895とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3734→1.3909とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3909→1.4148とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3734→1.4148とユーロ高となりました。
五分刈り(50%ヘアカット)を含むEUによるギリシャ更正支援策の決定から、今回のIMM集計翌日10/26から10/27にかけてユーロは400ポイント近い爆騰ぶりを見せましたが、8月後半から9月後半までの下落分を取り返すショートカバーの一環なのか、単にデフォルト回避のご祝儀なのかと言ったところも含めて、次回の集計でこれがどのくらいの数字変化となって現れてくるかが興味深いところですが、事態は解決したわけではなく、週末になりトリシェ氏からも「ユーロ圏のソブリン危機は終わっていない」との警告発言も出ていますので、まだまだ乱高下はあるかもしれませんね。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 37831枚(22.5%)の増加で 205813枚(前週:167982枚)、ショートは前週比 -5452枚(-2.0%)の減少で 265029枚(前週:270481枚)、ロング増の結果、売買比は売り越し継続ながら縮小。売り越し枚数は前週比 -43283枚(-42.2%)の減少で 59216枚(前週:102499枚)と、10万枚割れ。売買計では前週比 32379枚(6.9%)の増加で 470842枚(前週:438463枚)となりました。
昨年6月来の売越し10万枚超えペースは10/11を最大として2週連続縮小傾向にあり、今回はついに10万枚をも割れました。このままイーブンもしくは買い越しに転換するのかどうかに興味が持たれます。
個別に見た場合、対円・対スイスのロング増が著しく、当初23日に開催予定だったEU決定会合がキャンセルとなった市場の不安心理を如実に物語っていますが、先ほども書いたように26日に一応のデフォルト回避を見たことで安堵の買い戻しも入っています。このことが次回にどのように反映されるかは注視する必要があると思います。
全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は円・豪ドル・加ドル。ショートベスト3はくユーロ・ポンド・加ドルとなっております。
■ 資料ダウンロード
『10/25集計-10/28公表のIMMポジション』
→ IMM_20111025.pdf をダウンロード
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
10月 30 2011
CFTC IMMポジション(10/25集計-10/28公表分)
円」ロングは前週比 26952枚(55.0%)の増加で 75999枚(前週:49047枚)、「円」ショートは前週比 -420枚(-1.9%)の減少で 21720枚(前週:22140枚)。ロング大量増の結果、売買比は買越し倍増。買越し枚数は前週比 27372枚(101.7%)の増加で 54279枚(前週:26907枚)、売買計は前週比 26532枚(37.3%)の増加で 97719枚(前週:71187枚)と、10万枚に迫る勢いとなりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 36.9%(前週:29.2%)で 7.7%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の 8.2%(前週:8.2%)で 0.0%の変化無しとなりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で76.79円→76.28円と円高、前火曜→今火曜終値では76.79円→76.08円と円高、今火曜→今金曜では 76.08円→75.82円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では76.79円→75.82円で円高。と、一貫して円高となり、75円台での週引けは史上初のこととなります。
ドル円は連日のように史上最安値を更新し、今回一段の円買い増加から史上初の75円台での週引けを経験することになりましたが、政府は断固の連呼に終始し、日銀の追加緩和策も期待はずれと、良いところが1つもありませんが、仮に介入期待からの介入催促相場となっていたとしたなら、そろそろ「狼が来た」も見限られる頃合いかも知れません。そしてそれが当局の思惑だったなら、それはそれで史上最高傑作の円高対策になるかも知れませんね。
「ユーロ」ロングは前週比 346枚(1.6%)の増加で 21623枚(前週:20977枚)、「ユーロ」ショートは前週比 -862枚(-0.9%)の減少で 97835枚(前週:98697枚)。この結果、売買比は売り越しを僅かに縮小。売り越し枚数は前週比 -1208枚(-1.6%)の減少で 76512枚(前週:77720枚)、売買計は -516枚(-0.4%)の減少で 119158枚(前週:119674枚)と言う結果となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の10.4%(前週:12.5%)で -2.1%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の36.9%(前週:36.5%)で 0.4%の増加となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3734→1.3895とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3734→1.3909とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3909→1.4148とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3734→1.4148とユーロ高となりました。
五分刈り(50%ヘアカット)を含むEUによるギリシャ更正支援策の決定から、今回のIMM集計翌日10/26から10/27にかけてユーロは400ポイント近い爆騰ぶりを見せましたが、8月後半から9月後半までの下落分を取り返すショートカバーの一環なのか、単にデフォルト回避のご祝儀なのかと言ったところも含めて、次回の集計でこれがどのくらいの数字変化となって現れてくるかが興味深いところですが、事態は解決したわけではなく、週末になりトリシェ氏からも「ユーロ圏のソブリン危機は終わっていない」との警告発言も出ていますので、まだまだ乱高下はあるかもしれませんね。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 37831枚(22.5%)の増加で 205813枚(前週:167982枚)、ショートは前週比 -5452枚(-2.0%)の減少で 265029枚(前週:270481枚)、ロング増の結果、売買比は売り越し継続ながら縮小。売り越し枚数は前週比 -43283枚(-42.2%)の減少で 59216枚(前週:102499枚)と、10万枚割れ。売買計では前週比 32379枚(6.9%)の増加で 470842枚(前週:438463枚)となりました。
昨年6月来の売越し10万枚超えペースは10/11を最大として2週連続縮小傾向にあり、今回はついに10万枚をも割れました。このままイーブンもしくは買い越しに転換するのかどうかに興味が持たれます。
個別に見た場合、対円・対スイスのロング増が著しく、当初23日に開催予定だったEU決定会合がキャンセルとなった市場の不安心理を如実に物語っていますが、先ほども書いたように26日に一応のデフォルト回避を見たことで安堵の買い戻しも入っています。このことが次回にどのように反映されるかは注視する必要があると思います。
全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は円・豪ドル・加ドル。ショートベスト3はくユーロ・ポンド・加ドルとなっております。
■ 資料ダウンロード
『10/25集計-10/28公表のIMMポジション』
→ IMM_20111025.pdf をダウンロード
※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。
データ参照先:CFTC Historical Compressed
にほんブログ村
為替・FXランキング
By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮