【先週(11/14-11/18のドル円を中心とした相場の流れ】
【11/14:月】週明け早朝は前週末のイタリアの首相交代とNZ小売売上高の好調を好感して、77.20円付近から若干の上窓と比較的大きな振幅でスタート。しかし午後入り日本株伸び悩みから徐々にクロス円が軟化。ドル円もこれにつられジリ安に。
欧州時間以降は一部にあった介入期待消滅から更に軟化し下値攻め気運から介入後初となる77円を割り込み、76.80円付近まで釣瓶落しに下落したが、イタリア国債入札が不調から利回りが上昇すると欧州債務懸念が蒸し返され、売り対象がユーロに移るとショートカバーも手伝い反発。
ユーロ安ドル高からNY時間には77円台に復帰したが、ドル高円高のもみ合いが続き77.08円付近でNYを終了。
【11/15:火】介入催促か、仲値後に再度下値試し気運が高まり、77円を割り込み76.96円付近まで下落すると、突然まとまったドル買い円売りが発生。介入警戒のストップを巻き込み77.48円まで急騰。しかし追随無く「なんちゃって」であると解ると元のレベルに戻り、欧州時間・NY時間を約10銭幅のレンジで徐々に切り下げ、ロンドンフィクスには76.90円まで落ち込むが
更なる下値攻めなくここで反発。77円に復帰してNYを終了。
【11/16:水】早朝に76.96円までの瞬落があったが、即座に77円台に復帰。仲値後に77.14円まで強含む場面もあったがこちらも長続きせず再び77円を僅かに上回る位置へ。
午後から行われた日銀金融政策決定会合で新たな緩和策無く現状維持の姿勢が伝わると円高基調に転じドル円はジリ安。
欧州時間にECBによるイタリア国債購入の可能性が報じられ対ユーロでのドル売りも手伝い76.85円までドル円は下押し。しかしここから徐々に持ち直し、NY時間に発表の各種指標も好感される内容が多かったが、ドル買い円買いから均衡し、更なる上昇無く77円を僅かに超えたレベルでNYを終了。
【11/17:木】午前中は77.00-08円を付近を維持していたが午後からは76.95-00円ほどに若干軟化。
しかしこれと言った売材料買材料があるわけでもなくECBによるイタリア国債買い支えにも、好調な米国指標にも、ほとんど反応することなく狭い膠着相場を維持。なお週初から見るとこの時点で既に狭小ペナント(NR)を形成
【11/18:金】もう週内に介入は無いと見切られ、仲値後から積極的な下値試しが始まり昼には既に76.85円付近。
欧州時間帯に入り、ECBがIMFに対し欧州債務に絡む資金供与を開始することの協議入りとの報が伝えられ、ユーロのショートカバーが勢い付くとドルは下落。ドル円も断続的に値を下げ、欧州後半には76.56円まで続落。
NY時間に入り欧米共に株が伸び悩んだことからユーロは戻り売り展開。ドルは買い戻し展開へと形勢逆転。
ドル円もNYクローズまで反転上昇を続けたが、77円には僅かに及ばず、76.91円で1週間を終了。
【※】介入期待/警戒から上方も下方も押さえられ週間でチャートを見るとNRから下方ブレイクが如実。ただし下は甘くなっていると見られるので、一層の下値試しには要警戒。
【11/21:月】2年債入札
【11/22:火】7-9月期GDP、5年債入札、FOMC議事録公表
【11/23:水】失業保険,10月個人所得、個人消費、11月ミシガン大学消費者景気信頼感指数、7年国債入札、日本市場は休場
【11/24:木】米国市場は感謝祭で休場
※日米両休日前後の攪乱はあるか?
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(11/14~11/18)の為替動向』
→ 2011_1118.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
11月 20 2011
先週(11/14~11/18)の為替動向
【先週(11/14-11/18のドル円を中心とした相場の流れ】
【11/14:月】週明け早朝は前週末のイタリアの首相交代とNZ小売売上高の好調を好感して、77.20円付近から若干の上窓と比較的大きな振幅でスタート。しかし午後入り日本株伸び悩みから徐々にクロス円が軟化。ドル円もこれにつられジリ安に。
欧州時間以降は一部にあった介入期待消滅から更に軟化し下値攻め気運から介入後初となる77円を割り込み、76.80円付近まで釣瓶落しに下落したが、イタリア国債入札が不調から利回りが上昇すると欧州債務懸念が蒸し返され、売り対象がユーロに移るとショートカバーも手伝い反発。
ユーロ安ドル高からNY時間には77円台に復帰したが、ドル高円高のもみ合いが続き77.08円付近でNYを終了。
【11/15:火】介入催促か、仲値後に再度下値試し気運が高まり、77円を割り込み76.96円付近まで下落すると、突然まとまったドル買い円売りが発生。介入警戒のストップを巻き込み77.48円まで急騰。しかし追随無く「なんちゃって」であると解ると元のレベルに戻り、欧州時間・NY時間を約10銭幅のレンジで徐々に切り下げ、ロンドンフィクスには76.90円まで落ち込むが
更なる下値攻めなくここで反発。77円に復帰してNYを終了。
【11/16:水】早朝に76.96円までの瞬落があったが、即座に77円台に復帰。仲値後に77.14円まで強含む場面もあったがこちらも長続きせず再び77円を僅かに上回る位置へ。
午後から行われた日銀金融政策決定会合で新たな緩和策無く現状維持の姿勢が伝わると円高基調に転じドル円はジリ安。
欧州時間にECBによるイタリア国債購入の可能性が報じられ対ユーロでのドル売りも手伝い76.85円までドル円は下押し。しかしここから徐々に持ち直し、NY時間に発表の各種指標も好感される内容が多かったが、ドル買い円買いから均衡し、更なる上昇無く77円を僅かに超えたレベルでNYを終了。
【11/17:木】午前中は77.00-08円を付近を維持していたが午後からは76.95-00円ほどに若干軟化。
しかしこれと言った売材料買材料があるわけでもなくECBによるイタリア国債買い支えにも、好調な米国指標にも、ほとんど反応することなく狭い膠着相場を維持。なお週初から見るとこの時点で既に狭小ペナント(NR)を形成
【11/18:金】もう週内に介入は無いと見切られ、仲値後から積極的な下値試しが始まり昼には既に76.85円付近。
欧州時間帯に入り、ECBがIMFに対し欧州債務に絡む資金供与を開始することの協議入りとの報が伝えられ、ユーロのショートカバーが勢い付くとドルは下落。ドル円も断続的に値を下げ、欧州後半には76.56円まで続落。
NY時間に入り欧米共に株が伸び悩んだことからユーロは戻り売り展開。ドルは買い戻し展開へと形勢逆転。
ドル円もNYクローズまで反転上昇を続けたが、77円には僅かに及ばず、76.91円で1週間を終了。
【※】介入期待/警戒から上方も下方も押さえられ週間でチャートを見るとNRから下方ブレイクが如実。ただし下は甘くなっていると見られるので、一層の下値試しには要警戒。
【11/21:月】2年債入札
【11/22:火】7-9月期GDP、5年債入札、FOMC議事録公表
【11/23:水】失業保険,10月個人所得、個人消費、11月ミシガン大学消費者景気信頼感指数、7年国債入札、日本市場は休場
【11/24:木】米国市場は感謝祭で休場
※日米両休日前後の攪乱はあるか?
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(11/14~11/18)の為替動向』
→ 2011_1118.pdf をダウンロード
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計