資料ダウンロード 『3/27集計-3/30公表のIMMポジション』 → IMM_20120327.pdf (計4p)をダウンロード
【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -24018枚(-68.8%)の減少で 10905枚(前週:34923枚)、ショートは前週比 17783枚(29.3%)の増加で 78527枚(前週:60744枚)。前週の売買逆転から更に一転、再びロング減ショート増路線に戻った結果、売買比は売り越しを大きく増加。売越し枚数は前週比 41801枚(161.9%)の増加で 67622枚(前週:25821枚)。売買計は前週比 -6235枚(-6.5%)の減少で 89432枚(前週:95667枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 4.6%(前週:11.7%)で -7.1%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 23.6%(前週:17.8%)で 5.8%の増加となりました。
ドル換算では16.4億$のロング、118.0億$のショートにより、101.6億$の売越しという事になります。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 30391枚の増加で 123120枚(前週:92729枚)、ショートは前週比 -13914枚の減少で 19024枚(前週:32938枚)。この結果、売買比は買越しを大幅に拡大。買越し枚数は前週比 44305枚の増加で 104096枚(前週:59791枚)。売買計は前週比 16477枚の増加で 142144枚(前週:125667枚)となりました。
投機筋+実需筋の合計では 134025枚のロング、97551枚のショートにより 36474枚の買越し。総売買枚数は231576枚と言うことになりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で83.68円 →82.35円と円高、前火曜→今火曜終値では83.68円→83.19円と円高、今火曜→今金曜では 83.19円→82.86円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では83.68円→82.86円と円高。と、2週連続の陰線引けとなりました。
今回ロング大量減によりロング枚数が1万枚台となりましたが、ここまで減少したのは2010,2011年の4,5月に1万2千枚台を記録した以外は2005年まで遡るほかは無く、ショートの7万8千枚台も2010年5月の同レベル以外は2005-7年の水準となっております。2005-7年当時と言えばドル円は110円程でしたから一部でささやかれているように100円台復帰か?と言う話もあながち大袈裟ではなく見えてきますね。
売買枚数的には年度末めがけて一旦退却したかのように見せ、最終週に倍返しと言った風情ですが、週明けからは新年度そして雇用統計週です。レートから見た例年のアノマリでは年度末まで円安、新年度から円高攻勢となりますが、今年はまだまだ円安が継続するのか、それとも今年は若干早まっただけでアノマリ通り反転なのか、新年度の動向を注意深く見ていきたいと思います。
【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -16383枚(-32.5%)の減少で 34033枚(前週:50416枚)、ショートは前週比 -10208枚(-7.7%)の減少で 123162枚(前週:133370枚)。双方減の結果、売買比は売り越しを僅かに拡大。売り越し枚数は前週比 6175枚(7.4%)の増加で 89129枚(前週:82954枚)となりました。売買計は -26591枚(-14.5%)の減少で 157195枚(前週:183786枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の14.4%(前週:16.9%)、ショートはIMM全ショート枚数の37.0%(前週:39.0%)となりました。
金額換算では56.7億$のロング、205.1億$のショートにより、148.4億$の売り越しという事になります。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3230→1.3270とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3230→1.3319とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3319→1.3342とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3230→1.3342とユーロ高となっております。
今回は売買枚数的にはロング大量減とショート減少傾向の継続と言う形になりましたが対ドルレートとしてはむしろ戻りを見せています。と言う事は今回のロング減少は期末調整による可能性が高く、今回の集計以降は再度ロングが増加していることが予想されます。
先週、チャート的には3月初頭を頂点とした三尊(五尊)の右肩の行方が気になるところです。つまりここから下落に転じやはり三尊だったのか、そう見せかけての大幅反騰なのか、と書きましたが、現状は後者のようにも見えます。しかし、これが期末調整に乗じての攪乱なのか、むしろ三尊の右肩がダマシで、本年1月安値を底とした逆三尊が正解なのか、先週末発表の中国PMIの大幅改善が懸念を払拭することになるかどうかを含め、雇用統計週を通過してなお4月中旬までは解らないと言った感じです。
【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -60583枚(-20.4%)の減少で 236933枚(前週:297516枚)、ショートは前週比 -9023枚(-2.6%)の減少で 332595枚(前週:341618枚)、双方減の結果、売買比は売り越しを再度倍増。売り越し枚数は前週比 51560枚(116.9%)の増加で 95662枚(前週:44102枚)。
4月 1 2012
CFTC IMMポジション(3/27集計-3/30公表分)
資料ダウンロード 『3/27集計-3/30公表のIMMポジション』 → IMM_20120327.pdf (計4p)をダウンロード
【対円】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -24018枚(-68.8%)の減少で 10905枚(前週:34923枚)、ショートは前週比 17783枚(29.3%)の増加で 78527枚(前週:60744枚)。前週の売買逆転から更に一転、再びロング減ショート増路線に戻った結果、売買比は売り越しを大きく増加。売越し枚数は前週比 41801枚(161.9%)の増加で 67622枚(前週:25821枚)。売買計は前週比 -6235枚(-6.5%)の減少で 89432枚(前週:95667枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 4.6%(前週:11.7%)で -7.1%の減少、ショートはIMM全ショート枚数の 23.6%(前週:17.8%)で 5.8%の増加となりました。
ドル換算では16.4億$のロング、118.0億$のショートにより、101.6億$の売越しという事になります。
【対円】商業ポジション(実需筋)
ロ ングは前週比 30391枚の増加で 123120枚(前週:92729枚)、ショートは前週比 -13914枚の減少で 19024枚(前週:32938枚)。この結果、売買比は買越しを大幅に拡大。買越し枚数は前週比 44305枚の増加で 104096枚(前週:59791枚)。売買計は前週比 16477枚の増加で 142144枚(前週:125667枚)となりました。
投機筋+実需筋の合計では 134025枚のロング、97551枚のショートにより 36474枚の買越し。総売買枚数は231576枚と言うことになりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で83.68円 →82.35円と円高、前火曜→今火曜終値では83.68円→83.19円と円高、今火曜→今金曜では 83.19円→82.86円と円高、2週通算の前火曜→今金曜では83.68円→82.86円と円高。と、2週連続の陰線引けとなりました。
今回ロング大量減によりロング枚数が1万枚台となりましたが、ここまで減少したのは2010,2011年の4,5月に1万2千枚台を記録した以外は2005年まで遡るほかは無く、ショートの7万8千枚台も2010年5月の同レベル以外は2005-7年の水準となっております。2005-7年当時と言えばドル円は110円程でしたから一部でささやかれているように100円台復帰か?と言う話もあながち大袈裟ではなく見えてきますね。
売買枚数的には年度末めがけて一旦退却したかのように見せ、最終週に倍返しと言った風情ですが、週明けからは新年度そして雇用統計週です。レートから見た例年のアノマリでは年度末まで円安、新年度から円高攻勢となりますが、今年はまだまだ円安が継続するのか、それとも今年は若干早まっただけでアノマリ通り反転なのか、新年度の動向を注意深く見ていきたいと思います。
【対ユーロ】非商業ポジション(投機筋)
ロングは前週比 -16383枚(-32.5%)の減少で 34033枚(前週:50416枚)、ショートは前週比 -10208枚(-7.7%)の減少で 123162枚(前週:133370枚)。双方減の結果、売買比は売り越しを僅かに拡大。売り越し枚数は前週比 6175枚(7.4%)の増加で 89129枚(前週:82954枚)となりました。売買計は -26591枚(-14.5%)の減少で 157195枚(前週:183786枚)となりました。
売買枚数占有率(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の14.4%(前週:16.9%)、ショートはIMM全ショート枚数の37.0%(前週:39.0%)となりました。
金額換算では56.7億$のロング、205.1億$のショートにより、148.4億$の売り越しという事になります。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3230→1.3270とユーロ高、前火曜→今火曜終値で1.3230→1.3319とユーロ高、今火曜→今金曜では 1.3319→1.3342とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3230→1.3342とユーロ高となっております。
今回は売買枚数的にはロング大量減とショート減少傾向の継続と言う形になりましたが対ドルレートとしてはむしろ戻りを見せています。と言う事は今回のロング減少は期末調整による可能性が高く、今回の集計以降は再度ロングが増加していることが予想されます。
先週、チャート的には3月初頭を頂点とした三尊(五尊)の右肩の行方が気になるところです。つまりここから下落に転じやはり三尊だったのか、そう見せかけての大幅反騰なのか、と書きましたが、現状は後者のようにも見えます。しかし、これが期末調整に乗じての攪乱なのか、むしろ三尊の右肩がダマシで、本年1月安値を底とした逆三尊が正解なのか、先週末発表の中国PMIの大幅改善が懸念を払拭することになるかどうかを含め、雇用統計週を通過してなお4月中旬までは解らないと言った感じです。
【全体概況】非商業ポジション(投機筋)
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -60583枚(-20.4%)の減少で 236933枚(前週:297516枚)、ショートは前週比 -9023枚(-2.6%)の減少で 332595枚(前週:341618枚)、双方減の結果、売買比は売り越しを再度倍増。売り越し枚数は前週比 51560枚(116.9%)の増加で 95662枚(前週:44102枚)。
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮