CFTC IMMポジション(12/9付集計-12/12公開分)

 

先週のドル円は、週初こそ上窓開けして始まったのの雇用統計も通過し年内材料尽きての調整入りか一貫しての下降、週末には中途半端な反発ながらも辛うじて下げ止まりを見せ、結果約3円の週足陰線となりました。今週のIMM集計は週前半の下降一途時期のものとなります。

12/9付IMM集計、対円では4週連続のロング減・反転のショート減の双方減から、売り越しは104136枚へと約0.7万枚の戻し減・売買計も180270枚へと約1.4万枚の縮小。 対ユーロは反転のロング増・3週連続のショート減から、売り越しは136942枚へと約2.2万枚の減・売買計も253524へと約2.0万枚の減。IMM全体では売り越しは348417枚・売買計は755635枚と共に減となりましたが、2週前を底としたロング方向への反転とも取れます。

CFTC IMMポジション(12/9付集計-12/12公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401209.pdf

IMM_201401209_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

IMM_201401209_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(12/9付集計-12/12公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_201401209.pdf

 

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