CFTC IMMポジション(2/10付集計-2/13公開分)

 

サプライズの雇用統計翌週は、初日月曜日こそ軟化したものの前半は上昇を継続し雇用統計での上昇同等を積み増し、ところが週後半に日銀内で円安を懸念との報道から値崩れ、しかし積み増し分は落としても雇用統計高値レベルは維持と言った流れでしたが、今回の集計は週初の上昇途上のものとなります。

2/10付IMM集計、対円では反転のロング増・6週連続のショート減から、売り越しは55124枚へと約0.4万枚の減・売買計は106892枚へと約0.4万枚の減。 対ユーロは3週連続のロング減・反転のショート減から、売り越しは194641枚へと約0.2万枚の減・売買計は289075枚へと約0.3万枚の減。IMM全体では売り越しは386569枚と約0.5万枚の減・売買計は703839枚と約2.6万枚の減となり、全体の傾向としてはロング・ショート共小幅な浮沈を繰り返し横ばい状態となっています。

CFTC IMMポジション(2/10付集計-2/13公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150210.pdf

 

IMM_20150210_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

 

IMM_20150210_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(2/10付集計-2/13公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150210.pdf

 

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