CFTC IMMポジション(2/24付集計-2/27公開分)

 

先週はギリシャ問題が一応の決着を見せてスタートの後、イエレン議長証言から利上げが遠のき、週後半になり米コアインフレ率上昇から再度リスクオンにて終了と、米金融政策に視点が戻ってきた流れとなりましたが、今回の集計は週初のイエレン議長証言期待~失望と言った流れ途上のものとなります。

2/24付IMM集計、対円では3週連続のロング増・8週連続のショート減から、売り越しは47512枚と2012年11月以来の5万枚割れを更新減・売買計は110734枚へと約0.1万枚の減。 対ユーロは5週連続のロング減・3週連続のショート減から、売り越しは177736枚へと約0.8万枚の減・売買計は268758枚へと約1.1万枚の減。IMM全体では売り越しは355932枚と約0.6万枚の減・売買計は712368枚と約0.4万枚の増となり、全体の傾向としてはロング・ショート共小幅な浮沈を繰り返し僅かにショート方向へ傾いている状態となっています。

CFTC IMMポジション(2/24付集計-2/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150224.pdf

 

IMM_20150224_P1■資料PDF内容

・P1 対円投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P2 対ユーロ投機筋 ロング・ショートの枚数とその増減/売越し(買越し)の枚数のその増減/売買計とその増減/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P3 CFTC IMMポジションに管掌される8通貨の投機筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数

・P4 対円投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

・P5 対ユーロ投機筋+実需筋 ロング・ショートの枚数/売越し(買越し)の枚数/売買計/集計時(火曜)終値/参考値(金曜終値)

 

IMM_20150224_P3※CFTC IMMポジションとは米商品先物取引委員会(CFTC)に全米の各取引所から報告された、International Monetary Market 通貨先物取組を集計したもので、毎週火曜日のNYクローズ時点での集計が金曜日のNYクローズ後(日本時間では土曜日早朝)に公表されます。

データ参照先:CFTC Historical Compressed

※IMMポジションは市場全体の動きではなく、あくまでCFTCに報告された数字だけであり、投機筋/実需筋という分け方も便宜的なものです、また、あくまで過去指標として為替の価格変動を後追いするだけの物であり、将来の価格変動を予測出来る材料ではないと言うことは否めませんが、現状の貿易収支や政治経済情勢を勘案し、過去の動向などに照らし合わせることにより、相場のファンダメンタル=特に市場の方向性や過熱感、いわば潮目として認識したり、相場のダイナミズムを数字から可視化していくことで大局観・相場観を得る事には有効です。

CFTC IMMポジション(2/24付集計-2/27公開分) 資料を PDF(計5p)でダウンロード → IMM_20150224.pdf

 

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