すべてのトレーダーやトレードスタイルに対応し、
利益を生むことができるトレード手法=必勝法なんて物はこの世に存在しません。
したがって、以下の手法(スタイル?指向?)も私の個人的な物です。
具体的な方法もあとに書きますが、それより先に
私のアウトラインを書くことで何となく見える物や参考になれば幸いです。
■ 尊敬もしくは日頃参考にしている人。
いわゆる「手法」という物はその人のトレード時間や時間軸の考え方、相性の良い通貨ペアや期待するボラ等々で千差万別で正解など無く、逆に言えば利益さえ出ているならどれも正解だろうと思います。そしてそれこそが「勝てば官軍」なのですが、このブログのタイトルが「勝てば官軍?」とクエスチョンマークが付いているあたりが私のこだわりだったりします。
つまり、「勝つ=結果としての利益だけで良いの?」と言う疑問であり、結果はもちろん重要だけどそこにいたるプロセスやスタンスの方が重要なんじゃないか?と考えているんですね。
そんなこんなで、結果が出せるのはもちろんのこと、考え方やライフスタイル含めたトレードスタイルにおいて、私が尊敬や参考、もしくは理想像としている方々を紹介します。
【酒匂隆雄 (さこうたかお)氏】
私の現在の手法というかトレードスタイルを開眼させてくれた方です。
氏がセミナー等で良く語る言葉
「皆さ~ん、簡単なんですよ。(レンジが意識出来たら)上がったら売れば良いし、下がったら買えば良い。レンジが外れてしまったら切って仕切り直せば良いんです。」
明快な一言ながら紛れもなく真実でありこれに尽きると思います。
私の現在の手法というのは言ってみればレンジトレードでその転換点(加速点)を見いだす精度をより高めていきたい。と言ったスタイルなのですが、まさにその極意ですね。
そして趣味の車にワイン。ライフスタイルにも憧れます。
「酒匂隆雄の日刊独り言」(外為どっとコム:外為ブログ)
「月曜コラム酒匂隆雄の週間独り言」(外為どっとコム:外為ブログ)
「TradersShop:酒匂隆雄に一致する商品」
【野村雅道(のむらまさみち)氏】
同じ「野村」は奇遇かも知れませんが、こちらの「ID為替」を提唱の野村雅道氏は学生時代から野球好きで、東大在学中は野球部主将を務め、あの江川卓(法大→巨人)から3打数3安打し、30年ぶりとなる六大学野球ベスト4入りしたという快挙の実績もお持ちです。
氏のブログもツィッターもその着目点も冷静な分析力も大変参考になります。
加えて、横浜の街をこよなく愛するそのライフスタイルもやはり憧れであり、私の将来の理想像です。
「野村雅道のID為替研究所」(外為どっとコム:外為ブログ)
「野村雅道のID為替レポート」(外為どっとコム:外為ブログ)
「野村雅道 on Twitter」(ツィッターアカウント)
「TradersShop:野村雅道に一致する商品」
【柾木利彦 (まさきとしひこ) 氏】
マーフィーこと柾木利彦氏はスパンモデルやスーパーパーボリンジャーを提唱するテクニカル派のようでいて、それに勝るとも劣らないほどに相場に向かう心構えを大事にする人です。
特に自己コントロールに関しては氏のブログでは繰り返し語られていますが、解りやすい例を挙げ、時には仏教的な逸話も織り交ぜての徒然日記は目から鱗な教えに出会えることもあります。
テクニカル・ファンダメンタル・マインドはやはり投資の3本柱ですね。
「マーフィーの徒然日記」(個人ブログ)
「マーフィーの最強FX投資法を伝授」(スパンモデルを主としたテクニカル分析ブログ)
「マーフィー on Twitter」(ツィッターアカウント)
「TradersShop:柾木利彦に一致する商品」
このほか以下の方とはTwitterやBlogでたまに絡ませてもらったり、都度参考にさせて頂いております。
【鈴木隆一 (すずき・りゅういち) 氏】
株式会社ガンパウダーの代表取締役であると同時に主にTwitterでは自ら「為替芸人」を名乗っておられますが、独自分析手法や業界経験を生かしたファンダメンタル分析を融合した「テクノファンダメンタル」手法で盛大に…柱を立ててますね。(笑)
「鈴木隆一 on Twitter」(ツィッターアカウント)
「これでいいのだ!FX!」(FXブログ)
「TradersShop:鈴木隆一に一致する商品」
【三沢誠 (みさわまこと) 氏】
世間では賛否両論ですが、私に「ヤカラ」の存在を教えてくれた人ですね。
もし相場が需給だけで成り立ちその均衡点を渡り歩くだけの存在であるなら、それこそ経常収支や貿易収支だけ見ていればチャートすら必要ないかも知れません。が、何かを材料にボラを拡大させストップを誘発して刈り取っていく「ヤカラ」も価格変動の重要なファクターであり、主たる仕掛け人であることは間違いないことだと思います。
「三沢誠の為替FXストラテジー情報局」
「三沢誠 on Twitter」(ツィッターアカウント)
「TradersShop:三沢誠に一致する商品」
【平田啓 (ひらた・けい)氏】
ブルームバーグ在職時代に3000名を越えるディーラーやファンドマネージャーの市場分析方法をヒアリングし、多種多様な投資手法の研究や機能開発から、トレーダーが陥りがちなカーブフィッティングではない客観的な投資手法観をお持ちの方です。
氏が推すDeMark指標各種の基本中の基本=「相場の転換点を探る」は私の命題とも一致するため、氏を通してトーマスデマークに辿り着くことが出来たと言っても過言ではないです。
「平田啓オフィシャルブログ」
「平田啓オフィシャルホームページ」
他に 「山中康司氏」、「だいまん氏」「陳満咲杜氏」等々も参考にしています。
反面、数多のFXブログ女王やカリスマFXトレーダーと呼ばれる(自称?)している人や
「○○(名前)式トレード」とか、「儲かる○○」的な本を書く人は全く参考にしていません。
FXは負ける事を前提にする。とまでは言いませんが、著書の1ページ目から、
夢も希望も打ち消してくれるような真実のトレードについて書いてくれる人が好きですね。
■ 日頃参考にしている媒体。
☆Twitter
何はともあれTwitterです。ほぼ私のポータル(情報の入口)と化してます。
私がFollowしている人のつぶやきから更にその内容を検索したり、
引用しているニュースソースを確認したり。と言う使い方ですね。
日頃絡ませてもらったり参考にしている中で特にお勧めしたいのは以下の方々です。
JoelKruger Joel Kruger
私がTwitterでFXの情報を得ようとしたきっかけの人です。
米国のFXサイト、Daily-FXの論客ですがEUR/USDならこの人でしょう。
MOF_Japan 財務省
財務省の公式アカウント。 財務省ホームページに掲載する新着情報を中心に、
財務省からの情報を発信しています。
JFXkobayashi
為替 小林芳彦 マトリックストレーダー
JFX株式会社代表取締役であると同時にプライベートトレーダーですが、後述の大前氏と同じく欧米トレーダーをアニマル呼ばわりはしても、お人柄と読みの正確さで十分以上にカバーしてます。
mayumitorii
鳥居万友美
元祖FXママのような作られたトレーダーかと思えば大間違い。その姿勢も洞察の深さも、万人が参考にするべき基本に忠実かつ真摯なスタンスをお持ちです。
LondonFX_N20 松崎 ODonnell 美子
英国在住ならではの生きた情報を配信してもらえます。予断ですが、ご実家の菩提寺が我が家と宗派・会派とも同じという妙な接点がありました。
こっから下は「ネタ」用です。劇薬に近い毒性があるので当人を良く知ってから接しないと、自分本来のトレードを見失う可能性大です。
Futuresouce 森 好治郎
あえて言わせてもらうなら「為替オタ」ですね。オタだけに研究熱心でその知識量・情報量とも凄い物がありますが、自己陶酔型というか視野もキャパも狭いのが玉に瑕。
39usdjpy 三空
CFDからFXに転向したルーキー億トレーダーという事になっていますが、鈴木隆一さんが「為替芸人」ならこの人は「真性芸人」かな?
omaefx 大前雅生
野性味溢れる硬派トレーダーと言ったところでしょうか?
ポジショントークになるとかなり自己ポジにバイアスがかかる点は割り引いて接した方が良いかも。
☆さて、他のメディアですが新聞は基本的に読みません。特に日本経済新聞は最悪です。
あれは事情通気取りの中堅管理職や気分に浸りたいだけの若手が、それっぽい蘊蓄を語るネタにするだけの存在で、日本経済新聞流俺様流のバイアスかかりっぱなし記事はかえって間違った地合判断をする結果に終わると思います。
電子版斜め読みなら
「WSJ:Wall Street Journal」・・・でも日本経済新聞と同じくかなり高ビー。
「FT:Financial Times」・・・でも、経済学者が学説拾うわけでもなし。
「Searchina」・・・結構おもしろいというか、「そこに来たかぁ」ですね。
「Bloombelg」・・・日経と同じでここに書かれたら常識扱いかな?と。
「Reuter」・・・速報性は高いです。リファレンス更新も誠実ですね。
あ。強いてそれら媒体でもっとも有用だと思っているとしたら、「ニューズウィーク日本版 」になるかも知れません。年間購読なら安いし。毎号楽しんで読んでいるうちに、地合判断の基礎になる「マクロな世界」が知らず知らずに入ってくると思います。
■ トレード環境
そりゃ、PCが無ければ話になりませんね。
現在の環境は先のように2枚画面です。
キーボード下には「世界時計電卓」
あと、左のモニタの上にも
[東京][ロンドン][ニューヨーク]時間の
時計をセットしてあります。
あとは金色に輝く「両手招き猫!」(笑)
いや、これが結構効くんですよ。
あとはモバイル用にThinkPadです。
基本的にソフト等の環境は同じです。
特に、MT4の同期は必然です。
デスクトップは当然机の上にあるわけですが
寒くて寒くてしょうがないときは
こたつの上でノートだけでする場合もあります。
(こたつトップ?(笑))
で、このThinkPadはネットにつなげるときは
EMOBILEのS21HT(TouchDiamond)を
使います。
で、ここでもMT4(mtm)ですね。
つまり、
デスクトップ、ノート、スマートフォンとも
全部MT4が入っていて、
mtmはどうしょうもないとしても
デスクトップとノートのMT4は
同じチャートが見れるよう、
同期は欠かさない。
と言うのが基本形です。
■ ファンダメタリックテクニカル
私のトレードの基本は「ファンダメタリックテクニカル」です。
なお、この「ファンダメタリックテクニカル」というのは平田啓氏の造語で、
同様のことを鈴木隆一氏は「テクノファンダメンタル」と言っています。
つまり、ファンダメンタルだけでもなくテクニカルだけでもない。
二つを融合しての地合判断と転換点予測を基調にしています。
相場は動くものではなく動かされているものです。
動かしているのは実需だけではなく、むしろ投機筋の方が多いでしょう。
彼らは何を理由にいつ仕掛けてくるか?をファンダメンタルで読み、
何がそのサインになるか、行き着く先はどこか?をテクニカルで読みます。
私がテクニカル指標として好んで用いているのは
とにかく「トレンドライン」それもチャネルとして機能しているかどうかに着目します。
次は「ボリンジャーバンド」これは良く使われる逆張り指標としてではなく、収縮拡散状態からレンジブレイクの臭いをかぎ取るような使い方をします。
「ローソク足」は日足と時間足で当日の地合を確認した後は15分足ち1分足で状況観察。Tickでエントリー/エクジットのタイミングを計ります。
「一目均衡表」は雲と遅行線のみ使います。柾木利彦さんのスーパーボリンジャーと言うよりも、鈴木隆一さんの変則遅行線的な使い方に近いと思いますが、相場において何かを仕掛けてくるだろうタイミングを計ったり、勢いや停滞・加速レベルを計ったりするために使います。
あとは補助的に「スローストキャス」「MACD」と言ったところですね。
まぁ、文字で書いていてもしょうがないので画像でご覧ください。
左側はダウ/金/オイルを含む主要12相場を一斉に見ることが出来るようにしてありますが、まずこれで通貨間のパワーバランスやボラを計り、左から順に長い時間足~短い時間足へと見ていきます。
さて、実は上記に書いていないインジケータがチャートには含まれており、実はこれがまた私の最大の秘密兵器ですが…でも、秘密兵器なのでそれが何かは明かせません。(笑)
■ FXに必要な○○
さて、私がこれまでFXをしてきて「これが必要」と思うものがあります。
それは不屈の精神でも、挑戦意欲でも、勝負勘でもなく、
環境とも言えるかも知れませんが「家族の理解」だと思います。
月に幾度かしかチャートを見ないような、
FXと外貨預金を混同しているような場合を除き、
家にいる間は長時間、チャートの前に粘ったり
ここぞというトレードチャンスの時は、
「風呂だ」とか「飯だ」とか言われても
「今良いところだから後で!」としか言えないですよね。
本来なら「飯より家族よりFXとやらが大事か!」と喧嘩になるところです。
でも、何のためのFXなのか、(私の場合は現状打破ですが)
家族の理解が得られているなら、ついつい横柄な態度を取っても
喧嘩になるどころか、むしろ応援されるでしょう。
それに隠れてこそこそするよりも
公明正大に自信と誇りを持ってトレードに望む方が
確実に良い成績を出せます。
勝ったなら勝ったで夢や目標に一歩近づいた。
と言う喜びを家族と共有することができますし、
負けたにしても「また明日があるから」と慰めてももらえます。
「ゾーン」と言う相場心理本というか自己改革本もありますが
それより何より、小さな社会である家族の理解があればこそ
FXという大きな社会に挑む原動力にもなります。
理解が得られること。これは大変大きな力です。
3月 6 2010
先週(03/01~03/05)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = 上昇、最終日一段高
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 火曜日上昇後もみあい
■ドル円 = 前半下落(円高)、週末上昇(円安)
■ユーロドル = もみあい
■ユーロ円 = もみあい、週末一段高(円安)
事態は木曜日に変化しました。
木曜日に発表された米国新規失業保険申請件数は
予想 47.0万件に対して 46.9万件(前回 49.8万)と
悪くはないが良くもない数字で
発表直後は市場もさほど動きませんでしたが
日付が変わろうとした頃事態は急変。
日経新聞電子版が報じた「日銀の追加緩和」記事に
市場は一斉に円売りに転じました。
明けて金曜日の米国雇用統計は
予想 -6.8万人に対して -3.6万人(前回 -2.6万人)と
予想を超える好数字に市場の円売りは加速、
ドル円は 90円超え、ユーロ円も123円超えと
ここ最近の円高模様を払拭するかのようです。
先週、
>>何かのきっかけがあれば下落過程と同様に
>>戻しも階段状に上昇することが考えられます。
と書きましたが、まさにその通りの展開となりました。
ただ、下がったときもそうですが、
今回の上昇にも無理矢理な理由付けが多々見られるように思います。
また指標発表後のコメントも一旦動き出したトレンドを追認するかのような補足が多く、
先週・今週と相場劇場を見るかの如くでしたね。
■各為替の週足デマーク指標値
(Demark Range Projection / Demark Pivot Points)
ドル円
予想高値 90.50 (DRP) / 90.38 (DPP)
予想安値 87.08 (DRP) / 87.20 (DPP)
ユーロ円
予想高値 123.16 (DRP) / 123.16 (DPP)
予想安値 118.97 (DRP) / 121.47 (DPP)
ユーロドル
予想高値 1.3707 (DRP) / 1.3658 (DPP)
予想安値 1.3360 (DRP) / 1.3417 (DPP)
ポンド円
予想高値 139.55 (DRP) / 138.84 (DPP)
予想安値 130.56 (DRP) / 131.27 (DPP)
ポンドドル
予想高値 1.5532 (DRP) / 1.5411 (DPP)
予想安値 1.4864 (DRP) / 1.4984 (DPP)
※デマーク指標にはDemark Range Projection と
Demark Pivot Points の2種ありますので
両方を提示しています。
◎詳細チャート:「2010_0305_c.pdf」をダウンロード
◎先週の4本値と今週のPivot予想:「Pivot_2010_0305.pdf」をダウンロード
◎保存版PDF:「2010_0305.pdf」をダウンロード
毎度のことですがこちらも宜しくお願いします。↓
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By najirane • 為替動向と予想