9月 1 2008
FXのおさらい_01 そもそも為替って何?
経済関係のニュースやドラマ等で証券取引場の「外国為替レート」が
刻々と変わる光景を見たことがあるかと思います。
でも厳密には為替には「外国為替」と「内国為替」があります。
そもそも為替とは、現金を使わずに支払いなどを行う金融取引のことです。
たとえば、東京の会社が九州の会社から、明太子を10億円分購入したとします。
この時、現金10億円を持って東京から九州に運ぶのは、あまりにも危険です。
通常は銀行を仲介してこうした「資金決済」を行います。
これが「為替取引」と呼ばれるものです。
そして、このような「為替取引」が日本国内で行われるのであれば「内国為替」。
同様に日本国内の商社が海外企業とこのような「為替取引」を国際間で行うものが
「外国為替」になります。
「内国為替」と「外国為替」で大きく異なるのは国際間取引を行う場合、、
円をドルなどの外貨に替えて決済する必要があるということです。
ここで初めて「外国為替レート」が登場してきます。
つまり、国際間取引において相手国通貨を調達するために、
いくらの自国通貨を支払えば良いのかという通貨の交換比率が外国為替レートになります。
9月 1 2008
FXのおさらい_02 外国為替市場
外国為替取引を行うのに必要な通貨の交換を行うのが外国為替市場ですが
その外国為替市場とはどこにあるのでしょうか。
株式取引の場合は、東京証券取引所(略して東証)とか大証などと言った
いわゆる証券取引所という場所で取引が行われます。
しかし外国為替市場には、こうした取引所は存在しません。
銀行間の電話、あるいはネットを通じて、相対で取引が行われます。
TVニュースやドラマ等でパソコンのモニター画面がずらっと並べられた
銀行のディーリングルームが登場することがありますが、
このモニター画面を通じて、国内外のさまざまな銀行と通貨の売買を行います。
また、外国為替市場は世界中にあるとも言えます。
1日の動きを追うと、地球の自転が日付変更線を超え新しい日付となり、
オーストラリアからスタートして日本、香港、シンガポールなどのアジアが継ぎ、
中東市場が開き、フランスやドイツなどの欧州経済圏が開き、
最後にニューヨーク市場が開くといった具合に、
地球の自転に従い徐々に取引の中心地が移っていきます。
この間、どこの国の市場でも取引することができるため、
外国為替市場は「24時間眠らないマーケット」になるのです。
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: 外国為替市場 24時間眠らないマーケット