10月 2 2011
先週(9/26~9/30)の為替動向
【9/26:月】早朝こそ前週のNY終値76.60円から大きく下窓を開け、76.45円付近からのスタートとなったが、週明け仲値需要から仲値前には76.75円まで上昇するが、ドイツ財務次官からギリシャ向け融資に関して「6度目は無い」との慎重意見が出ると、ユーロ円の軟化に連れ安し欧州時間までに76.19円まで続落。欧州時間前半はユーロ反発とリパトリの円買いから乱高下。
NY時間に発表の米8月新築住宅販売が予想を上回ると76.45円付近まで上昇し高値域をもみ合うが、NY終了間際から反落を始め76.35円付近でNYを終了。
【9/27:火】午前中に安住財務相から円高懸念が出ると、76.54円付近まで急騰するも早々に反落、仲値過ぎには76.25円付近まで続落し、肝試し相場が始まる。
欧州後半からはツイストオペ効果からか時間外の米2年債金利が上昇を始め、ドル円もこれに連れられ反発を開始。ロン16直前では76.69円まで続伸。しかしその後は利益確定の調整売りから反落を始め76.55円付近まで来た頃行われた米2年債入札では入札不調から金利が高騰し、ドル円も76.92円まで高騰。調整売りから76.72円付近でNYを終了。
【9/28:水】輸出にとっては週末月末期末最終営業日の今日は9/30決済のスポット応当日とも重なり、大量の円転ドル転の駆け引き次第では安値更新から介入期待も大。だったが、早朝には76.83円付近だったドル円は仲値前から下落開始。仲値を76.50円付近で通過した後は10銭幅でレンジ推移。
介入警戒も薄れた東京時間以降は再度下落を始め、欧州前半では76.32円付近まで続落。しかし前日安値の76.20円までは至れなかったことから欧州後半からNY時間にかけてはレンジ幅を拡大しつつ反発。76.55円付近でNYを終了。
【9/29:木】昨日は輸出の週末、明日は大多数の週末と、大玉が動く狭間の木曜日は76.45-55円ほどを動意無く推移。欧州時間に入りドイツ下院がEFSF法機能拡充を可決するとユーロ高に連れられたユーロ円の上昇にドル円も連れ高し、76.60-70円にレンジ幅を上方シフト。
NY時間に発表の新規失業保険が好結果となった事に加え米株も高寄りしたことから、瞬間的に77.02円まで高騰するもロン16以降は調整が入り76.64円付近まで反落。しかしNY午後には再度米株の再騰からドル円も上昇。
76.80円付近でNYを終了。
【9/30:金】週末月末期末、更にはゴトー日という特殊日、NY終値からの続伸どころか水準を維持出来ず、早朝からのドル売り円買いで仲値前には76.50円台。介入催促か期待の裏返しか、仲値後から昼過ぎまで断続的に76.50円を割りそうになるが底堅く推移。午後からは輸出入の主客交代なのか反発を開始。
欧州時間前半には76.85円付近まで上昇。NY時間序盤に76.68円付近まで一旦の調整を受けるが、再度反発した勢いは止まらず、ロン16過ぎには77.18円の週間最高値を記録。その後は週末の持ち高調整などから76.95円付近まで徐々にレンジ幅を切り下げるが午後からは再度高値追いとなり、77.12円付近で1週間を終了。
【今週は雇用統計を含む重要指標週】
【10/3:月】日銀短観、9月ISM製造業指数、8月建設支出
【10/5:水】9月ADP全米雇用報告、9月ISM非製造業指数
【10/6:木】失業保険新規請求件数
【10/7:金】日銀金融政策決定会合&結果発表
9月雇用統計、8月卸売在庫、8月消費者信用残高
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
先週(09/19~09/23)の4本値(OHLC)
・USD.JPY:O: 76.55 H: 77.19 L: 76.23 C: 77.02
・EUR/USD:O:1.3512 H:1.3689 L:1.3363 C:1.3389
今週(9/26~9/30)のTD Range Projection
・USD/JPY High: 77.59 / Low: 76.63
・EUR/JPY High:107.31 / Low:105.63
・EUR/USD High:1.3539 / Low:1.3213
・GBP/JPY High:121.96 / Low:118.90
・GBP/USD High:1.5792 / Low:1.5509
今週(9/26~9/30)のFibonacci Zone USD/JPY
R2 77.77 ~ 78.14 / R1 77.29 ~ 77.41
S1 76.33 ~ 76.22 / S2 75.85 ~ 75.49
今週(9/26~9/30)のFibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3806~1.3931 / R1 1.3643~1.3682
S1 1.3317~1.3279 / S2 1.3154~1.3030
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(09/26~09/30)の為替動向』
→ 2011_0930.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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10月 10 2011
先週(10/3~10/7)の為替動向
【先週(10/3-10/7)のドル円を中心とした流れ】
【10/3:月】週明けスタートは77.07円付近から。
月曜の外貨需要と日銀短観期待に乗じた上昇で9時前には77.23円付近まで上昇するも、仲値を待たずに反落。昼頃には76.97円付近と77円台を割り込む。
午後からは77.08円付近まで反発するも、欧州勢参入と共に76.75円付近まで再び反落。中尾財務官から円高牽制発言が出たことで76.95円付近まで反発したが77円をキャップされた形で荒いもみ合いが続く。
NY時間に入りギリシャ金融支援交渉難航の報が拡がるとユーロからクロス円が全面安となりドル円も連れ安。76.50円の底は護ったが、76.50-65の範囲をもみ合いながら東京へバトンタッチ。
【10/4:火】仲値から昼頃にかけて76.27円付近まで反発するも、欧州勢は再び下値攻め。しかし76.50円の底堅さを確認すると反発に転じ、76.72円付近で迎えたNY時間午前にに行われた議会証言でバーナンキFRB議長が追加金融緩和の可能性に言及するとリスクオフ気運からクロス円が上昇。ドル円もこれに連れられ76.96円付近まで上昇。
【10/5:水】未明にEU財務相会合で欧州銀行の資本増強が検討されているとの英FT誌報道に円安ドル安となり、朝方にかけてドル安優勢から76.80円付近まで下落。東京株軟調から下落が加速し、仲値を挟み76.60円付近まで続落するが、76.60円を底に約10銭の売り買い交錯が続く。
NY時間に発表のADP雇用統計及びISM非製造業の指数が共に想を上回っての好結果となったことから2段階上昇でロン16前には一時77円台に復帰するが滞空時間は短く、利益確定売り等に押され76.70円付近まで反落。76.70円を底に10銭ほどのもみ合いのままNYを終了。
【10/6:木】早朝に76.80円付近まで上昇も仲値を過ぎると再び76.72円前後を小幅にもみ合い。欧州勢参入後はBOEのMPC及びECB理事会のお膳立てか、下押し圧力が高まり、76.57円付近まで下落。
NY時間間近となり、MPC(BOEの金融政策委員会)が資産買い取り枠を2,000億ポンドから2,750億ポンドに拡大の発表をすると金利だけに関心を奪われていた市場にはサポライズとなりポンド売り、続いて開催のECB理事会での政策金利据え置きではユーロ売りとなったが、ドル買い円買いが釣り合ってしまい、ドル円は乱高下。収拾が付かないままNY時間を終わる。
【10/7:金】週末及びNY時間に雇用統計を控えた東京は仲値付近では週超えの外貨需要から76.71円付近まで値を上げるも午後からはその逆の円需要から76.60円付近まで小緩む。と、実需取引メインの調整に収支。
注目の雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比+10.3万人と予想を遙かに超える結果となるが失業率は9.1%と変わらず、瞬間的に76.89円まで急騰も即座に利食いモードに移り、76.72円付近で落ち着く。
NY午後にフィッチがスペイン国債を格下げの報道からユーロが売られる展開となりドル円は再上昇して76.85円付近で1週間を終了。
【10/10:月】東京・NY・カナダが休場
【10/11:火】米3年国債入札、FOMC議事録公表
【10/12:水】米10年国債入札
【10/13:木】米新規失業保険、米30年国債入札
【10/14:金】10月ミシガン大学消費者景気信頼感指数(速報値)
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
先週(10/03~10/07)の4本値(OHLC)
・USDJPY O: 77.12 / H: 77.26 / L: 76.51 / C: 76.73
・EURUSD O:1.3342 / H:1.3524 / L:1.3146 / C:1.3378
今週(10/10~10/14)のTD Range Projection
・USD/JPY High: 76.99 / Low: 76.25
・EUR/JPY High:104.67 / Low:102.11
・EUR/USD High:1.3640 / Low:1.3262
・GBP/JPY High:119.87 / Low:116.48
・GBP/USD High:1.5602 / Low:1.5229
今週(10/10~10/14)のFibonacci Zone USD/JPY
R2 77.58 ~ 77.86 / R1 77.20 ~ 77.29
S1 76.46 ~ 76.37 / S2 76.09 ~ 75.80
今週(10/10~10/14)のFibonacci Zone EUR/USD
R2 1.3727~1.3872 / R1 1.3538~1.3583
S1 1.3160~1.3116 / S2 1.2971~1.2827
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(10/3~10/7)の為替動向』
→ 2011_1007をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分+時間足3週間分
◎先週の4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計