11月 26 2011
CFTC IMMポジション(11/22集計分は-11/28公表)
先々週に同じくCFTCのページをそのままコピペですが、毎週集計~公表のIMMポジションは米国の祝日等により年に数回公表日に変更があり、今回は先週末の感謝祭(サンクスギビングディ)による変更日になっております。
2010 |
Dates |
||||
December |
3 |
10 |
17 |
27* |
|
2011 |
Dates |
||||
January |
3* |
7 |
14 |
21 |
28 |
February |
4 |
11 |
18 |
25 |
|
March |
4 |
11 |
18 |
25 |
|
April |
1 |
8 |
15 |
22 |
29 |
May |
6 |
13 |
20 |
27 |
|
June |
3 |
10 |
17 |
24 |
|
July |
1 |
8 |
15 |
22 |
29 |
August |
5 |
12 |
19 |
26 |
|
September |
2 |
9 |
16 |
23 |
30 |
October |
7 |
14 |
21 |
28 |
|
November |
4 |
14* |
18 |
28* |
|
December |
2 |
9 |
16 |
23 |
30 |
*Delayed release date due to a Federal holiday.
先々週も書きましたが、ただ単に変更になると言うだけでなく、IMMポジションはある意味指標として機能することを考えると、ポジション変動の公表が遅れることを見越しての買い仕掛け/売り仕掛けも多分にあることも、考慮材料として多少気にとめておいても良いかも知れません。
先週の動きを見ると、(集計日翌営業日の)水曜以降、ドル円は77円付近に止まることを嫌い上昇の一途、ユーロドルは1.35台を持ちこたえられず、週末までかけあれよあれよと1.32台へ下落。何かしらのドル買い(=円売り/ユーロ売り)がそこにあったわけで、それがどのくらいの規模なのかは週明け月曜のNYクローズ(日本時間では火曜朝)まで待たなければ見えない。というのは辛いですね。
さて、主に米国の金融業界では感謝祭以降はクリスマス一色となり、成績優秀組は早くもバカンスへ、最後まで市場に止まるのは成績不良組か、何か一泡吹かせてやろうと言う良からぬ連中しか残らないそうですが、その米国金融業界に「感謝祭のターキーになるべからず」という話があります。
日本では盛者必衰とか奢れる平家も久しからずと言う話になるかと思いますが、感謝祭に食べられるターキーは出荷に合わせて何か月も沢山の餌を与えられ太らされるそうで、何も知らないターキーは毎日の飽食に上機嫌。しかし感謝祭の日が来ると…。それまでの栄華はまるきりの嘘、むしろ利用されていただけだった。と言う話です。
金融においても乗るときには乗りまくるわけですが、ある日突然○○ショックが起こったり、ツイているいからとレバレッジを増して「まさか!」の展開に丸裸にされ…。と、リスク許容度のバブル状態に陥ることもあるわけですが、そういうことに対する戒めですね。十分心したいと思います。
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11月 29 2011
CFTC IMMポジション(11/22集計分-11/28公表)
毎火曜集計~毎金曜公表のIMMポジションですが、先週は感謝祭(サンクスギビングディ)による順延変更日になっており、11/28NYクローズ後(日本時間では本日朝)に公表されました。
「円」ロングは前週比 7102枚(14.2%)の増加で 57018枚(前週:49916枚)、「円」ショートは前週比 -2398枚(-14.8%)の減少で 13838枚(前週:13236枚)。この結果、売買比は買越しを継続。買越し枚数は前週比 9500枚(28.2%)の増加で 43180枚(前週:33680枚)。売買計は前週比 4704枚(7.1%)の増加で 70856枚(前週:66152枚)となりました。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の 29.6%(前週:24.6%)で 5.0%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の 5.1%(前週:6.2%)で -1.1%の減少となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で77.04円→76.91円と円高、前火曜→今火曜終値では77.04円→76.98円と円高、今火曜→今金曜では 76.98円→77.74円と円安、2週通算の前火曜→今金曜では77.04円→77.74円で円安。と、前週末に76円台で引けたドル円は77円台後半まで復調しました。
次回IMMの基準になるレートは本日のNYクローズ時点のレートとなりますが、22:30現在では一時78円台をマークしたドル円もユーロの堅調に押され、77円台後半で復帰を窺おうとしている状況です。
「ユーロ」ロングは前週比 1895枚(7.9%)の増加で 25943枚(前週:24048枚)、「ユーロ」ショートは前週比 10816枚(10.8%)の増加で 111011枚(前週:100195枚)。2週連続10万枚越えのショート増の結果、売買比は売り越しを継続。売り越し枚数は前週比 8921枚(11.7%)の増加で 85068枚(前週:76147枚)、売買計は 12711枚(10.2%)の増加で 136954枚(前週:124243枚)と言う結果となりました。
8万枚超えの売越しは本年9月から10月にかけて、13枚越えの売買数は本年5月から6月にかけてと並ぶ水準です。
全体売買枚数構成比(MXN除く)では、ロングはIMM全ロング枚数の13.5%(前週:11.8%)で 1.6%の増加、ショートはIMM全ショート枚数の40.6%(前週:38.2%)で 2.4%の増加となりました。
レート変化では、前火曜→前金曜終値で 1.3526→1.3525とユーロ安、前火曜→今火曜終値で1.3526→1.3516とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3516→1.3239とユーロ安、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3526→1.3239とユーロ安と、一辺倒なユーロ安となりました。
22:30時点では1.3340程と東京時間よりは若干値を伸ばし、前日NY高値超えをしての1.34台復帰出来るか否かと言うところですが、欧州序盤に既に1.344までの上値試しをしているだけに、既に1.33割れ目前となっている現在、後再度上値試しに向かうと言うよりも新たな悪材料が出てきて1.33割れする可能性の方が高いかも知れません。
CFTCで扱われる通貨全体(MXN除く)では、ロングが前週比 -10222枚(-5.0%)の減少で 192831枚(前週:203053枚)、ショートは前週比 10932枚(4.2%)の増加で 273491枚(前週:262559枚)、先回逆転した売買比傾向継続の結果、売買比も売り越し継続。売り越し枚数は前週比 21154枚(35.5%)の増加で 80660枚(前週:59506枚)。売買計では前週比 710枚(0.2%)の増加で 466322枚(前週:465612枚)となりました。
個別に見た場合、豪ドルの売買とも減少/ユーロ・加ドルの売買とも増加が目立つ他は円のみがロング増、その他全てロング減/ショート増と言った形で傾向は先回と似たような形ですが、継続しているとなると年末のリパトリ(本国資金還流)の動きなのかな?と言った感じです。
全体売買枚数構成比から言ったロングベスト3は円・豪ドル・加ドル。と、1位2位が逆転、ショートベスト3はユーロ・ポンド・加ドルと先週に同じですが、ユーロショートが全体の40.6%を占めていると言うことは特筆モノかも知れません。これは金額になおすと187.55億ドルと言うことになり、金額ベースでは全ショートの357.58億ドルの半数に達することになります。
なお、円ロングは割合だけは29.6%と約3割ですが金額ベースだと92.59億ドルとなり、全ロングの242.40億ドルに対しては約4割を占めることになります。
資料ダウンロード 『11/22集計-11/28公表のIMMポジション』
→ IMM_20111122.pdf をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: 米商品先物取引委員会 通貨先物 取組 IMMポジション CFTC CME ドル 投機筋 仮需 実需 円 ユーロ 売り越し 買い越し 円高 円安 日銀 金利 FOMC ADP ISM 雇用統計 欧州 ギリシャ 総選挙 QE3 緩和 緊縮