結局は銭ズラぁ

N_622vpbx18261rpl ほとんど動く気配がないので為替とは全く関係の無い(少しはあるか?)話をしたいと思います。

先週末の土日、DMMさんから借りてコピーを取っておいたDVD(全5枚・9話)を一気に見てしまいました。
この作品は最近TV放送もされたので見た方も多いかと思いますが、私はこの原作もリアルタイムで見ておりました。(少年サンデー:1970-71年)
原作者のジョージ秋山氏は同時期、「アシュラ」や「デロリンマン」という作品も連載しておりましたが、不条理と言うか哲学的な内容は、その後の私の人格形成におそらくかなりの部分の影響を与えていると思います。

いや、「銭ズラぁ」って事じゃなくて、銭ゲバの話をしながら何なんですが、デロリンマンあたりが一番解りやすいかと思うのですが、悲しさを知っているからこそ優しくなれるって事ですね。

で、話はゼニゲバに戻りますが、(ここ以降半分ネタバレ注意)全編の最後に主人公・蒲郡風太郎の回想シーンというか夢のようなものが出て来ます。
全編見た最後にこれが来ると、何か身につまされます。いや自分がそうだって事じゃなくて、ホントに世の中の不条理を感じることが出来ます。
成功者/失敗者とか生い立ちとか境遇とかそういうもの超越した不条理です。

この作品見て、人によりいろんな感情が沸くと思いますが、おそらく沸いた感情の逆があなたの真の感情ではないでしょうか。

『銭ゲバ』Vol.1 製作年:2009年,日本,58分 (← DMM.comのサイトに飛びます。)
出演者:松山ケンイチ りょう 石橋杏奈 木南晴夏 宮川大輔 志保 山本圭 ミムラ 光石研 奥貫薫 椎名桔平
監督:大谷太郎 狩山俊輔 / 原作:ジョージ秋山

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