相場のOutlineとDetail

20110511_1 日中Twitterで上げているドル円概況ですが、これは私自身のトレード検討材料でもあります。

Twitter及びTwitPicで上げているチャートは左のTradeInterCeptorによる物ですが、これを上げる前、更にはトレンドラインやらなんやら書く前に、実はLION-FXのiPhoneアプリのチャートを見ています。

先入観無しに右のiPhoneアプリのチャートを見て頂きたいのですが、何となく右肩上がりのトレンドラインが引けませんか?
そう、何も無いチャートの方がかえってこの辺は解りやすいんです。

何となく引けたトレンドライン、その方向きの変化、リズム、勢い…etc。そのようなOutline(概略)をイメージできたら、次にTradeInterCeptorで、トレンドラインが行き着く先や経過する点、またボリンジャーバンドやPIVOTとの絡みから躊躇しそうな点、走りそうな範囲、転換点となり得る点等のDetail(詳細)を考えるという手順です。

各種インジケータというのはあくまで補足材料であり(知りたいことについての)詳細を知る道具です。道具であればこそ、万能ではなく用途に合わせた適材適所な選択という物が必要になってきます。

多くの人が見落としていることですが、各種のインジケータによる「編集」を加えたチャートは既に素材ではなく編集結果です。つまり、インジケータ編集された化粧顔であり素顔ではないと言うことです。
そもそも、チャートと言えば皆さん「=ローソク」と思うかも知れませんが、これも「ローソク」と言うインジケータの編集結果になります。
相場の動きを知るにはローソク足チャート以外にも「PF(ポイント&フィギュア)」や「板(の変化)」等々、多種多様な方法があります。つまりインジケータ装飾されたローソクチャートは、化粧顔を写真に撮って更にレタッチしているような物です。
私は良く「テクニカルとファンダは相互に補完しあうもの」と言う表現をしますが、テクニカルだけ見ても適材適所で相互に補完しあう物です。

良く「スーパーインジケータ」とか「統合型/万能型インジケータ」などと評される物や、「○○手法」を知っていれば万全。などと書いている物がありますが、それらが作られた時の「想定」に合致しているなら、それはおそらく素晴らしい働きをするかも知れません。しかし、どんな物にも完全や万全など在りません。努々(ゆめゆめ)過信なさらぬように…。

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