4月 10 2011
先週(4/4~4/8)の為替動向
■米国株式市場 = もみあい
■原油先物市場 = 上昇
■NY金先物市場 = 上昇
■ドル円 = 前半上昇・後半もみ合い
■ユーロドル = 上昇(ドル安)
■ユーロ円 = 上昇(円安)
【週前半】月曜日は84.10円台からスタート。しかし動意は薄く84円台前半でのレンジに終始。欧州時間以降にドル売りの動きが見られると、84円を割り込むが下値も堅く、84円を挟む攻防。
火曜日、バーナンキFRB議長のインフレへの警戒を臭わす発言からドル買いが優勢となり、84.40円台まで上昇するも息切れ~レンジ入り。
NY時間に入り米債利回りの上昇からドル買い再燃。断続的に上昇が続いた後、この日深夜発表されたFOMC議事録はハトタカ綱引きの内容から発表直後は84.50-70円台を乱高下したが買い勝ち、85円目前まで。
【週中盤】東京時間はNYの興奮を引き継ぎ85円を突破。ストップロスを巻き込み85.50円台まで上昇。午後に入ると昨年9月以来の85円台を見た達成感から利益確定売りが出てきて一時85円を割れるも欧州時間以降に米債利回りの上昇に連れ再上昇。
【週後半】東京時間は85.40円付近から。複数回85.50円超えを試すが力尽き、じり安へ移行。ECB政策金利発表では利上げが確実視されていたがその後の挙動に備えての持ち高調整に連れられ、ドル円も85円割れするが発表後には85円台前半に復帰。
日付の変わる直前、東日本大震災後最大の余震が発生。同時にNY株式・金利が急落、ドル円も84.60円まで。その後新たな津波影響等がないことが確認されると株式・金利とも反発が入り、ドル円も85円台に復帰。
金曜日は実質ゴトー日。ドル買い需要に支えられ無難な仲値を通過すると上値試しが再燃するが、前夜高値も越せず徐々に意気消沈。NY時間帯に入り、米議会予算審議決裂の可能性から政府閉鎖疑念が起こり始めると、株式・金利が下落週末の持ち高調整も手伝い売り基調は止まらず84.70円台まで疑念売りが続き1週間を終わる。
【先週のポイント】
・米議会・FRB関係者他要人発言による相場挙動
・昨年9月の介入高値以来7ヶ月ぶりの85円台
・ドル円はじめクロス円では全面円独歩安
・地震・原発に起因する日本売り(株安円安)
【今週のポイント】
・先週のもみ合いは踊り場なのか調整入りか
・日本支援から日本懸念?
・今週もFRB関係者他要人発言相次ぐ予定
・4/13:米地区連銀経済報告(ベージュブック)
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 85.97 Low : 84.30
EUR/JPY High:115.07 Low :106.11
EUR/USD High:1.4653 Low :1.4318
GBP/JPY High:141.85 Low :137.01
GBP/USD High:1.6573 Low :1.6238
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 86.38 ~ 87.01 R1 85.54 ~ 85.74
S1 83.87 ~ 83.67 S2 83.04 ~ 82.40
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4709 ~ 1.4837 R1 1.4542 ~ 1.4581
S1 1.4207 ~ 1.4168 S2 1.4040 ~ 1.3912
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/04~04/08)の為替動向』
→ 2011_0408.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
◎週間為替リポート保存版PDF
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4月 16 2011
先週(4/11~4/15)の為替動向
先週の各主要相場は下記のような流れでした。
■米国株式市場 = もみ合い
■原油先物市場 = もみ合い
■NY金先物市場 = もみ合い
■ドル円 = 下落(円高)
■ユーロドル = もみ合い
■ユーロ円 = 下落(円高)
3月16日の史上最安値更新以降反発し続けたドル円は4週間ぶりに陰線となり、調整週となった観があります。200日線下での引けとなりましたが更に調整が進むのか再度反発か、微妙な動きですね。
【4/11:月】東京スタートは84.90円台。
未決のまま週末NYクローズを迎えた米予算協議も市場終了後には期限間際で決着した安堵感からドル円も85.10円台に反発上昇。しかし上値は重く、余震発生と原発状況に連動して84.50円台までじり安。
【4/12:火】東京オープン前に震度5弱の地震が発生。
更に福島原発事故の国際評価基準がレベル7と改められ、リスク回避の円買いが一気に高まり83.40円台まで急落。しかし200MAが意識されたか、83.90円前後まで反発。欧州時間には徐々に買い戻され84.40円前後まで反発。しかしNY時間にレベル7が再燃し83.50円台まで急落。
【4/13:水】下値は200MAが意識され83.50円付近で粘り、上値は84.20円付近にキャップされ方向感ないレンジ。
【4/14:木】仲値直後に200MA下抜け狙いと思われる売り仕掛けから瞬間的に83.20円台に突っ込まれるが更なる下押しはなく、83.60円台まで反発。欧州時間以降、ギリシャの債務再編懸念が沸き起こりユーロ円下落に連れ安し、下り階段模様。NY時間、米失業保険新規請求件数が予想割れすると瞬間的に82.95円まで突っ込むが底値は堅く反発。米債利回り上昇に助けられ、83.50円付近まで上昇。
【4/15:金】ゴトウ日仲値で83.70円台まで上昇するが、午後から欧州時間にかけクロス円含め売り優勢となり、ロンパチ直後には、82.95円の前日安値に面合わせ。しかしNY時間ともなると週末調整色が強まり、G20での米金融緩和是正方針策定憶測等も手伝い83.40円前後まで買い戻されるも、NYクローズに向けユーロ円下落再燃や米債利回りの低下などから辛うじて83円台を維持して一週間を終了。
【先週のポイント】
・4週間ぶりとなる円安の調整と、200MAラインの攻防
・地震・原発に起因する日本売り(株安円安)
・米国金融緩和の終了方法とその後の憶測
【今週のポイント】
・今週もFRB関係者他要人発言相次ぐ予定
・米国第1四半期決算発表本格化
・住宅指標・雇用指標・景気動向指数
・翌週以降の大型指標やFOMCを控えた調整週?
【週足デマーク指標/フィボナッチゾーン】
TD Range Projection
USD/JPY High: 84.14 Low : 81.94
EUR/JPY High:122.86 Low :116.60
EUR/USD High:1.4475 Low :1.4320
GBP/JPY High:137.61 Low :133.33
GBP/USD High:1.6373 Low :1.6175
Fibonacci Zone USD/JPY
R2 85.94~86.78 R1 84.84~85.10
S1 82.65~82.39 S2 81.55~80.71
Fibonacci Zone EUR/USD
R2 1.4593~1.4652 R1 1.4516~1.4534
S1 1.4361~1.4342 S2 1.4283~1.4224
■資料ダウンロード(以下がひとつのファイルにとりまとめてあります。)
『先週(04/11~04/15)の為替動向』
→ 2011_0415.pdf をダウンロード
◎先週の主要8相場チャート
◎先週限のドル円/ユーロドル日足1年分
◎先週の4本値と今週のPivot
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By najirane • 為替動向と予想 • Tags: デマーク指標 Demark Range Projection Fibonacci Zone ユーロドル ドル円 クロス円 原油 為替 株式 米国 指標 ダウ 介入 日銀 金融緩和 FRB ECB QE2 QE3 FOMC バーナンキ 出口戦略 ギリシャ イタリア スペイン 緊縮財政 雇用統計