2月最終週の直前予想

20100219_d 今週の予想をするのに、
先週までのチャートを睨み、
ニュースを眺めながら
ここまでかかってしまいました。

結論で言えば、ドル円は上がるか下がるかです。(爆)
と、これだけでは身も蓋もありませんので少し解説を。

日足では雲上限まで垂れてきたか来ないかくらいのところまで落ちて来ました。
しかしこの雲上空での行って来い的な下落原因は
「米国公定歩合の引き上げを好感」と「週明け(正月休み明け)の中国の出方を懸念」
と言う事だろうと、私は結論付けました。

つまり、米国の公定歩合引き上げは全体としての景気回復は確信できなくとも
社会資本(で良いのかな)としてはその準備をしつつある。と言う見方からの好感から
円買い避難していた資金がドル買い円売りに還元されてきた事になります。
が、しかし、中国は「預金準備率の引き上げ」と「人民元切り上げの可能性」
というお土産を残したまま正月休みに入り、週明け(正月休み明け)の動向は見えない。
そのための、リスク回避のための一時的な円買いによる下落。と見たわけです。

このことから、週明けの月曜火曜くらいの中国の動きに注視し
更なる金融政策の動きがあれば一気に雲に突入=雲下限=89円ミドル目標。
特に大きな動きがなければ、再上昇=200日線=92円ミドル目標。
と言うのが今週のレンジ範囲なのではないかな?と見ました。

20100219_moon さて、ここでもう一つ材料を出したいのですが
左記は日足チャートに
満月(赤ベルト)と新月(青ベルト)を重ね
エンベローブ風に値動きを書いたものです。

満月毎に綺麗に上昇下降トレンドが変化していますが次回の満月は3月1日。
つまり、中国が新たな経済施策を出さなくとも、上昇トレンドは今週いっぱい。
3月に入れば再び下降トレンドを辿る可能性が高いです。

Nikkei 昨日の日本経済新聞によれば、
日本経済新聞としては
「円買い戻し=ドル下落」
と見ているようですが、
コメント参加の3人のアナリストは
「円買い戻し」「もみあい」「円下落継続」と
三者三様でした。

しかし、今週の話なのか来週以降を含む
来月の話なのかと考えれば
全員あたっている。とも言えますね。

もっとも日本経済新聞は元々中長期的な見方=何でも株や債券的な見方をしますから
そういう見方をしなければいけませんが、ことFXとして考えるなら短期的な見方をしないと、
つまりは日本経済新聞の記事を鵜呑みにすると、怪我しますよ。(笑)

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