東洋経済も結局…。

東洋経済と言えば株式相場や企業情報の世界において
知らない人はいないほど有名ですが、
こと為替に関しては十分な知識を持ち合わせていないですね。
と言うのはこの記事。(FX業界が戦々恐々 規制強化の波紋(1))

曰く、
 たとえば、証拠金1万円を預けて「レバレッジ」が100倍の売買を行うと、100万円分の取引が可能になる。1ドル=100円の水準で円売りドル買い注
文をすれば、1万ドルの買い持ちとなる。その後、101円になったときに反対売買を行い円を買い戻すと、手に入る金額は101万円で、差し引き1万円の儲
け。1円の円安ドル高に動くだけで元手は2倍に膨らむが、逆に1円円高に振れると元手が全額吹き飛ぶ。

すいませんが、「ドル円が1円動く日」って年間何日あるかご存じなのでしょうか?
2008/5/1~2009/4/30の1年間(取引可能日数は259日間)を調べたところ
始値~終値ベースで 68日間 (約26%)
最高値~最安値ベースで 198日間 (約76%)ありましたが、
損失を生むと言うことは予想外な方向に動いた。と言うことですよね?
それを考えた場合、狙っても難しい天井と底ではなく、上下の余裕を見て
1日2円以上動かなければ狙っても難しいというか
ある意味実現不可能ではないでしょうか?

そうなると
始値~終値ベースで 15日間 (約5.8%)
最高値~最安値ベースで 50日間 (約19%)になります。
また、ドル円で 1回のトレードで100pip以上の利益または損失を出した経験のある人は
それこそ数えるほどしかいないと思います。
それに当たってしまったらまさにそれこそ宝くじか交通事故でしょう。
それを日常茶飯のように損失が生まれるような書き方は…。

そりゃ、数日間~数週間おけばもっと広がりますが、
スキャルであってもデイトレであっても、外貨預金であっても、
そこまで損失が拡大しても放っていることが出来る人って…。自殺志望者ですよね。
大抵はその前に損切りしますし、それが出来ない人は何度も言うことですが
FXの資格無し」です。

「それでもプロか?」と言う意味で、
東洋経済も、こと為替に関しては解っていない。としか言えません。