5月 1 2009
FX取引規制に関する投資家アンケート調査
矢野経済研究所とFOREX PRESSさん共催で
タイトルのアンケート調査を行っていますね。
完全匿名のアンケートなので皆さんも参加してみては如何でしょうか。
FX取引規制に関する投資家アンケート調査
でも設問に関しても疑問に思ってしまった箇所がありましたので
最後の意見欄に持論をぶち上げてまいりました。(笑)
その設問とは
【Q9】 米ドル買いの取引をした場合、取引のリスクが高いと思うものはどれですか?
リスクが高いと思われるものを“2つ選択”してください
□1万円を投資、100倍(1万ドル)の取引で、1円の円高になり元本の1万円が全額なくなった
□10万円を投資、100倍(10万ドル)の取引で、1円の円高になり元本の10万円が全額なくなった
□100万円を投資、10倍(10万ドル)の取引で、1円の円高になり元本が10万円減った
□10万円を投資、20倍(2万ドル)の取引で、1円の円高になり元本が2万円減った
□5万円を投資、40倍(2万ドル)の取引で、1円の円高になり元本が2万円減った
□1万円を投資、200倍(2万ドル)の取引で、50銭の円高になり元本の1万円が全額なくなった
レバレッジの説明としては有りかもしれませんが、
レバレッジ=損失拡大の元凶ありきの設問のように見えたわけです。
そこで私は最後の意見欄に以下のように書かせてもらいました。
そもそも金融庁の方はFXにおけるレバレッジと言う物を理解しているのでしょうか?
また、この設問を作成した方も同様です。
たとえばQ9のように、変動幅による差損≧証拠金だけでも説明不足と思います。
レバレッジの考え方にも2種類有り、単純に建玉に対する証拠金の場合もあれば
全預託資金に対する差損比率で見る場合もあります。
そしてまたそのレバレッジ云々もロスカットルールは絶対の前提であり
証拠金が0もしくは設定比率以下になった時点でロスカットが効かなければ
(=マージンカットが効かなければ)損失は拡大
(=マージンコール増大)するからです。
つまりレバレッジ云々は損失とはほぼ無関係な概念であり
唯一、ロスカットレートと現値が接近しすぎているときに問題になる程度です。
保険に例えればマージンカットは自賠責。
ロスカットは(レバレッジで設定できる)任意保険です。
このあたりの説明を誰か金融庁の方々にしてあげて下さい。
さて、効果があるでしょうか。
7月 12 2009
DMM.com証券 続報
過日「SVC證券は 7月1日から「DMM.com証券」に社名変更」で書いた内容の続報です。
このDMMはあのDMMなのでしょうか?と言う疑問は
このDMMもあのDMMです。と言う結論になりました。
7月17日より取引開始と言うことで、現在サイト上には会員募集内容記事の他
リアルタイムチャート、リアルタイムレート、経済指標等々、各種サービス情報と
取引システム概要画面及びそのマニュアルDLが可能になっていますが
どうやらサイト構成及び取引システムとも、今春(SVC證券末期)に契約された
EMCOM製のようです。(画像はDMM.com証券サイトより)
主要なスペックですが
商品名は「DMM FX」
取引形態は「OTC取引(店頭相対取引)
取引通貨は「12通貨ペア」にてスタート
取引単位は各通貨ペアとも 10,000通貨単位
初回入金額は「50,000円」
注目の証拠金率(レバレッジ)は選択方式で
「25倍,50倍,100倍,200倍」にてスタートのようです。
取引手数料は無料ですが、
「※ロスカットは1万通貨あたり500円(ZAR/JPYは50円)になります。」の記述を発見
他にあまりこのような記述を見ませんがこれは一体どういうことなのででしょうか。
ロスカットされると、証拠金を失う以外に500円?
それともう一つ気になる記述が、カバー先は「SAXO BANK」ですが、
資金管理は分別保管となっており完全信託の記載がありません。
あまり想像したくないシナリオなんですが
某C証券のようにあり得ないノイズを発生し、ストップロスもしくはロスカットを発生させ
それによる収益も、これなら見込めますね。完全信託ではない。と言う点も気になります。
なお、サイト上には記載がありませんが、DMM.com証券では
SVC證券からの移行サービスでCFD取引も行うようです。
DMM.com証券「CFD口座」
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By najirane • FX業者情報 • Tags: DMM, EMCOM, SVC証券, レバレッジ, 分別保管, 完全信託, 証拠金倍率