8月 29 2010
CFTC IMMポジション(08/28公表分)
日本時間8/28午前に、8/24 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
「円」は、ロングが前週比
0.5%の微増で 63086枚(前週:62745枚)、ショートは前週比 -5.9%の減少で 12017枚(前週:12776枚)、結果、売り越しは前週の -49969枚から
-51069枚へと、若干買い越しが増しました。
ドル円レートから見ると、83.59円の15年来安値を更新したのが、まさにこのIMMポジション集計日の8/24のNYクローズ直前でした。
しかしこれを境にドル円は戻り模様となり、終末終値では85.19円で引けましたが、この水準は前々週の安値圏や週末引け値にほぼ並ぶ数字ですので先週の買い越し増もある程度消化された形になっているのではないでしょうか。
また、今週は月末週であるばかりでなく9月雇用統計を翌週に控えた先行指標目白押しの週ともなりますので、この戻りも反転上昇の兆しではなく、あくまで円買い一服程度(ニュートラルポジション)と考えた方が良いのではないでしょうか。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 -11.0%の減少で 54591枚(前週:61324枚)、ショートは前週比
0.3%の微増で 76194枚(前週:75951枚)、結果、売り越しは前週の 14627枚から21603枚へと、6週連続の減少から一転増となった前週から更に売り越しを増加しました。
なお、前週はショート増による売り越し増でしたが、今回はロング減による売り越し加速という違いがあります。
レートにもこの売り越し増が現れており、今回のIMMポジション集計日である8/24には、長らく堅調を続けていたユーロも約1ヶ月半ぶりに1.2500ドル台に下落、その後持ち直したとは言え週末終値は1.2762ドルと、8月初旬には1.3333ドルまで反発にもかかわらず、一転反落傾向にあります。
この下落は6月初旬に1.1876ドルまで売り込まれた売られ過ぎの是正の是正。と見るのが正しいのではないかという気がします。
ユーロも下落、ドルも下落、一手にそれを引き受ける円。
そろそろ反発はあるのでしょうか。
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資料ダウンロード
『8/28公表のIMMポジション』→
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9月 4 2010
CFTC IMMポジション(09/04公表分)
日本時間 9/4午前に、8/31 NYクローズ時点で集計のCFTC IMMポジションが公表されました。
「円」は、ロングが前週比 -3.0%の減少で 61219枚(前週:63086枚)、ショートは前週比 -5.8%の減少で 11315枚(前週:12017枚)、結果、売り越しは前週比 -2.3%の減少となり -49904枚(前週:-51069枚)へと、買い越し度合いが若干下がった形となりました。
ドル円レートから見ると、週初(8/30)にいきなり84円台前半まで落ち込みはしましたが、9/1(水)のロンドン時間に一時86.66円まで売り込まれたとは言え、前週に付けた83.59円の15年来安値を更新出来ず、かといって上値を追うこともなく低迷を続ける。と、ロングショート共に減少した事を如実に表すかのような値動きでした。
また、注目の雇用統計は、それまでに発表された住宅/雇用関連指標の好感を引き継ぐ形で大いに好感され、久々85円台を記録しましたが、直後のISM非製造業景況指数が悲観されると一気にトーンダウン。週間を通じての低迷ゾーンへと逆戻りして引けた形となりました。
続いて「ユーロ」は、ロングが前週比 -6.4%の減少で 51099枚(前週:54591枚)、ショートは前週比 0.6%の微増で 76668枚(前週:76194枚)、結果、売り越しは前週比 18.4%の増加で 21603枚から 25569枚へと、前週・前々週に引き続き更に売り越しを増加しました。
なお、今週も前週に同じくロング減による売り越し増となっています。
つまり、復調見通しはどうやらまだ早いのではないか?と思われてのロングポジション解消による売り越し増。と見ることが出来ます。
ただし、レー トから見た場合は週中盤からの米国指標が好感され景気回復過渡期にあるとの見方からリスク選好的な動きとなり、前週比では100ポイントほど上昇した形で引けています。
ポジションとしてはロングが減少しているのにレートとしては上昇していると言うことは、今回集計の8/31以降、ポジションに変化があることが推測されます。その反動が何時出てくるのか要注視(笑)ですね。
■ 資料ダウンロード
『9/4公表のIMMポジション』→ IMM_20100831.pdf をダウンロード
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By najirane • IMMポジション • Tags: CFTC, IMMポジション, ガイトナー, 中国, 介入, 利上げ, 売り越し, 実需筋, 投機筋, 日銀, 米証券先物取引委員会, 買い越し